今日で8月も終わり
夏ももう終わりか
それにしてもこの8月はロクな事が無かったのぅ~~
過去最悪の8月じゃ
正直言ってわしの夏休みはたった半日だった
この日だけ
それでいて過去最悪の収入じゃ
出費はいつもの月の数倍だ
辛いのぅ~~
将来の夢も希望も持てまへん
とりあえず明日からやっちゃるぞ
今、夏の甲子園で若人の熱戦が繰り広げられている
青春の煮えたぎる炎、汗、そして涙
僕にはそう言った情熱的な青春は無かった
怠惰で空虚な青春時代
それでいて
「こんなんで俺はええんか!」
とか
絶えずジレンマに陥っていた気がする
それは現在に至っても同じ事だ
「どないかせにゃならんぞ」
とか思うんだけど
生粋の不精ったれはどないもならん
ただ、野球部の厳しい練習に3年間耐え抜いて
彼らのその後の人生に生かされ尚、励みになるかと言うと
そうでも無いような気がする
野球部の友人に‘ヒトシ(仮名),がいた
‘ヒトシ,は寡黙な奴でけっして目立たず
ただ他人の話をにこにこと笑って聞く人のいい奴だった
けっして運動神経もいい方では無く中学時代も野球部じゃ無かったが
何故、そんな彼が高校球児になったのか分からない
その頃の高校野球のベンチ入りは確か15人だった
うちの学校の野球部員はその頃16人だった
‘ヒトシ,はいつもその16番目の選手だった
どの大会もただ一人だけベンチ入りの出来ない部員
そんな頃、地方新聞にでかでかと‘ヒトシ,の特集が載った
題名が「縁の下を支える16番目の選手」とかなんだった
今も昔も新聞は野球部だけ夏になると学校別にいろんな話題を提供する
その新聞に‘ヒトシ,が取り上げられた
彼はいつも‘16番目の選手,なのに
練習を休む事無く他人の嫌がる雑用もただ進んで黙々とこなしていく
彼は野球部の縁の下の男だった
美談やなぁ~
彼の野球部で培った忍耐と小さな努力の積み重ねが
その後の人生にどう影響をもたらしたか・・・
高校時代のある日‘ヒトシ,が・・
「わしラブレター貰うたんじゃ」
・・・って言いよる
「誰にじゃ、良かったのぅ~」
「これ」って見せてくれた
差出人を見て驚いた
バスケ部の顧問からだった・・
内容の熱烈さもさる事ながら
顧問は体育の教官で特攻隊の生き残りを自負するおっさんだった
前々から顧問のそう言う‘噂,は耳にしていたが
‘ヒトシ,のラブレターを見て異次元の世界を垣間見た
ただ‘ヒトシ,はしきりに苦笑していた
‘ヒトシ,は高校卒業後、進学か就職か忘れたが東京に上京した
二年送れで僕が上京した時、先に出ていた同級生達が歓迎会を開いてくれた
場所は新宿の二丁目だった
何故、新宿の二丁目なのかと聞いたら
‘ヒトシ,の馴染みの店があったからだ
‘ヒトシ,に久しぶりにあって驚いた
人間が180度変わっていた
明るい怠け者になっていた
実際、その頃フリーターの彼のもっとうは
‘クビになるまで怠ける,だった
高校球児時代の他人の嫌がる雑用を黙々とこなす彼が本当で
東京に出てからの彼が本当の姿かは分からないが
人間の性根はただ鍛えたからと言って代わるものではないような気がする
ただ体育の教官が彼の内面を見た目は鋭いものがあった
??
きゃあああ~~~
間違うてしもうた
さっき道でうちのお客さんに会うて・・・
「うちの孫がお世話になって・・・」
「孫って・・・誰でしたっけ?」
「○○です」
「あっ・・○○君」
「○○君って今時珍しいくらい、いい子ですよね」
「受け答えもしっかりしてて、ほんといい子ですよ」
「ありがとうございます。小学生なのにそこまで言われて」
・・・
(ハテ・・・わしの言う○○君は大学生なんやけど・・)
(あっ○○君ってあの○○君かいなぁ~)
まっええか
・・・
それにしても今日は疲れたな
お客様の人数的には最盛期にはありえん数字だ
昔なら仕事中に小説の一冊くらい読める人数だ
手間がかかりすぎる
そいでもって今日、人を一人採用した
暇なのに人を雇う・・・
逆転の発想だ
とても収入から給料なんぞ出んぞ
たぶん持ち出しだ
しかし先の事も考えにゃ
人間、守りに入ったら先は無い
やっちゃるぞ
仕事をするのがとてもつまらんので昼に切り上げて
都内をうろうろして来ました
まず赤坂に行きました。
赤坂はとても好きな場所で若い頃に良く行きました。
なんだか街が大人の雰囲気がして歳をとったら赤坂が似合う
大人になろうと思っていました。
今は立派に浅草の似合うおっさんになりました
ホテルニューオータニの庭です。
池に滝それと松、僕の大好きな風景です。
庭園内のお店でディナーでも・・・と思ったんですが・・・
貧乏人に食えるかい!
貧乏人は貧乏人らしく途中のコンビニで買ったビールとピーナッツ
で一杯・・・
最初から計画的やん
ここはニューオータニの庭園を抜けた上智大学のグラウンドを
見下ろす土手です。
確か怪談の‘おいてけ堀,があった場所です。
赤坂から銀座に向かいました。
銀ぶらをしている方々を見るととても‘セレブ,とかに見えなくて
皆、普通のおっさん、おばさんですな
でもこんな車が止まっていました。
二台並んでるんじゃありません一台でっせ
ショーウィンドーもおしゃれじゃなぁ~
生ビールでも飲もうと銀座ライオンに行ったらビールの半額デー
でした。
だいたい一時間半待ちぐらいでした・・・
待てるかい!
お店の前でリオのカーニバルをやっていました。
写真を撮るのが少しはずかしいような・・・
やはり最後は浅草に向かいました。
なんや落ち着くんだよなぁ~