江戸時代の7つの島を題材に書かれた短編集が載っている
最終章の隠岐島
佐渡島の水呑百姓の娘に生まれて小娘のときから娼家に売られて苦労ばかりで
生まれて一度も良い思いをしたことが無いと言う娼婦のお町
元流人の亀次郎に死んでもいいから島を出て他所で暮らしてみたいと泣きつき
亀次郎と二人で娼家を足抜けして運良く廻船船に潜り込むが嵐にあって隠岐島に流れ着く
ひょんな事からお町は隠岐島の庄屋の従妹の本百姓の後添いになって居つく
薄幸に生まれた女性が小さな幸せをつかむ
ただこれだけの話なんだが
なんだかホッとする話だね
今朝も4時前からウォーキング
最近、碌なことが無い
(もう死にたい・・・)
(死んでしまいたい・・・)
とか歩きながら思っていて・・ふと空の星を眺めたら
たぶん、この歳になって生まれて初めてはっきりとした流れ星をみつけた
けっこうゆっくりなんだ
とっさに何か願い事をしなきゃ
え~~とぅ
え~~とぅ
(幸せな人生を送られますように)
・・・
さっき死にたいって思ってたやん
とか
ひとり突っこみをしたりして
話は変わるが
昨日、オンデマンドで‘どうする家康,と‘ブギウギ,を見た
似た顔どうしの古川琴音と趣里ちゃんが出てた
古川琴音はじじいの鳥居元忠の女房役なんだけど変な顔の造り
ほんま野菜の瓜に目鼻を付けただけの様な化粧、元巫女のくノ一かなんか知らんけど
もっとかわいらしい役にしたれよ
対して趣里ちゃんはええ役やな
古川琴音ファンとしては残念な大河だな
どうでもええけんど
テレビドラマはほとんど見ない
野球もニュースも見ない
蛭子さんのバス旅は見たけど蛭子さんはボ〇ちゃったし
ここんところオンデマンドで朝ドラのブギウギを毎日見てる
いつも15分の番組を5分の飛ばし見で見てる
もうつまらんから見るのを止めようかと思っていたら
昨日、石倉三郎が出て来た辺りから・・
おっ!
こりゃ見んといかんな・・と思うようになった
石倉三郎は主役を盛り立てるのが旨いんじゃ
漫才の相方のレオナルド熊が何度も相方を変えるんだけど
やっぱり相方は石倉三郎じゃ無いとと言わしめた男だから
石倉は元々大部屋の俳優だけど漫才の要素をしっかり持っているからしゃべりも出来る
演技がすごい上手だと言えないけれど無きゃならない存在だね
うどんの七味みたいなもんか
大部屋住まいが長いと大部屋役者の目立っちゃいけない縁起が染みついてしまい
結局大成しない
これからへたくそな演技のランちゃんの娘も石倉辺りに揉まれてしっかりした女優さんになるね
わしゃ評論家か
ふぅ~~~
何だか疲れたな・・・
今、女房と娘が自宅で断捨離の最中で
ゴミの分類は僕がするんだけどそれがまた疲れるんだ
合間に売れそうな物は買い取り屋に持って行くんだけど
ブックオフ系はまあ良いんだけれど
セカンド〇トリートは割に合わないな
安いし待たされるし
今朝ニュースでやっていたけれどほとんどが二束三文だ
需要と供給のバランスで仕方が無いけれど
前に散々テレビで煽っていかにも高く引き取るみたいな事やるから
皆、不満が出て
今朝のテレビは前の修正で持って行っても儲かりませんよ・・
て意味のニュースだった・・
テレビも汚いな
おっと何の話やったかいのぅ~
そうそう
女房と娘が本当に役に立たなくて処分したいと思っている物は・・
わしじゃ!
有名な零戦の初空戦に参加した13人の戦闘機パイロットのうち終戦まで生き残った方が書いた本
光人社の戦記物は小さい頃から愛読していてほとんど読んでいる
この本もずっと昔に読んだ記憶がある
この本が他者の書いた空戦記と違うところは嘘っぽく無い所だ
この方は飛行時間2200時間飛行回数3200回確実撃墜数15機不確実7機
自称撃墜王の方達の書いた本は景気良く随分と盛ってあるんで
僕は空戦物あまりは好きじゃ無い、第一ガンカメラの無かった日本軍機は嘘か本当か分からない
この本は結構正直に書かれている
ある空戦時、こりゃ戦っても落とされるだけと判断した時
戦場離脱と称して低空で様子を伺っていたりする
下手な勇気は死に繋がる
こんなところがこの方を終戦時まで生き残りさせた要因かな
もんたよしのりさんも亡くなったか・・・
今から40年以上も前のクリスマスの晩
四条河原町通りに「ダンシングオールナイト」が流れていた
甘いとき~はーずむこころ~♪
ぴゅーぴゅーと北風が通りに吹き付けクリスマスの晩を家族で過ごそうと皆、帰宅を急いだ
そんな時、四条通りを一人のアホ面の若者が・・
(どないしょうーパチンコ屋で電車賃まで入れあげて大阪まで帰る銭も無い)
泣きながら木屋町の派出所で120円貸して貰った
僕がおまわりさんに120円借りた時から十数年前
やはり同じような無職で同年齢の一人の青年が河原町通りをふらりと歩いていた
おまけにその青年は住まいも無かった
僕のように120円借りても帰る場所も無かった
青年は八坂神社で野宿しようとして警備員に咎められ
その警備員を盗んだ拳銃で射殺してしまった
連続射殺事件の殺人犯永山則夫が京都で犯した所業だ
今朝はすき家の朝定
今、コンビニの挽きたて100円のホットコーヒーを飲んでいるが
ここからすき家まで車で3分コンビニは隣り・・
これが田舎の実家だとすき家までバスと汽車に乗り換え3時間
コンビニは隣町まで行かないと無いんだよ
皆、都会に出てくるはずだよ
谷村新司さんが亡くなった・・・
僕が中学生時代、アリスや甲斐バンド、チューリップと言った人気バンドの全盛期だった
深夜放送では四六時中冬の稲妻、きんぽうげ、心の旅なんかの曲が流れ
田舎の中学生も最先端の若者文化に興じ
ラジオで聞きレコードを聴き、スピーカーが独立したステレオは憧れの電化製品だった
その頃の僕が聴いていた歌は野口五郎に郷ひろみ、西城秀樹だった
所謂、‘新御三家,だな
(なっちゃる、なっちゃる、わしもアイドルになっちゃる・・)
とか思ってたんでフォークソングなんて聞いてなかった
そうしたところ‘スタ誕,の予選にすべって
(やっぱりアイドルはなれへんな)
高校は東京の堀越学園に行くつもりでいた
もちろんアイドルになって
親はアホやな・・とか思っていたよ
だけどちょっと待てよ
中学三年になるまで通知表がオール2だったんで
さすがにthis is a penしか知らないで堀越は入れてくれんやろ
とか思ったんであわてて勉強をしたわけよ
それで成績が上がって来ると普段アホウなわしに鼻もひっかけんかった担任なんかが
「ひろ造、どいたんじゃ?なんぞ狐でも憑いたんと違うか?」
とか言いよった
「アイドルになって堀越学園に入るんです」・・
とは言えないし
心の中で・・
(みちょれ!わしが将来アイドルになって有名になったら)
(わしの出た中学校にはロクな先生がおらへんかったって絶対に言うたらあ)
とか思ってたな
そうしたら毎年学年で2人ぐらいしか入れない進学校にビリで受かった
スタ誕は落ちたけど
親は喜んでたよ
堀越さまさまだよ
ははは
ほいでもってその高校に入ったら
仲良くなった同級生だれもフォークソングなんか聞いてない
エリッククラプトンにイーグルス・・
聞いた事も無いような洋物のバンドの曲なんか聴いてるんだ
太宰治の小説の話なんかしとる
(わし少年ジャンプしか読んで無い)
わしの出た中学校でアリスや陽水の曲を聞いて最先端の流行を走っとる・・
と思って勘違いしていた連中は皆、暴走族になった
(わしの知り合いだけだろうけど)
・・・
何の話やったっけ?
あの高校に入って人生の進路が変わったな
堀越目指して良かった
ちょっとした環境の変化でしばらくの間、ダイニングのテーブルが朝使えなくなってしまった
今朝のうどんはヒガシマル醤油のインスタントスープ
僕らの小さかった頃、50年ほど前か、うどんのスープと言えばこれだった
昨日買って来て食べたんだけど結構美味かったので今朝も
昨日食べたのがたぶん40年ぶりぐらい
数年前田舎の古いスーパーで買って食べようとしたら賞味期限切れ3年だったんで食べなかった
さすがに数か月の賞味期限切れなら食べるけど賞味期限切れ3年だと食え無いな
大手のスーパーだとクレームを付けるんだけど田舎の顔見知りの店だと言え無いな
だけどヒガシマル醤油の会社って設立したのが1580年なんだよ
関ヶ原の戦いの前やん
創立443年
うちの店ってたぶんここら辺で一番古い〇骨院だけど
創業33年だよ
玉岡かおるさんの本
2代将軍秀忠の娘で豊臣秀頼に嫁いだ千姫の話
まだ半分ほどしか読んで無いんだが話の中に秀頼の娘で千姫に命を助けられた天秀尼の事が出てくる
大坂の陣で豊家が滅亡し秀頼自害後、秀頼と側室の間の子男子の国松は処刑されたが
娘の天秀尼は千姫の助命嘆願により仏門に入る事で死を報われ鎌倉の東慶寺に入山した
東慶寺にはいろんな伝説が残されていて有名な甲斐姫伝説などがあって
どれも天秀尼にまつわる話なんだ
僕も東慶寺には東慶寺には何度か行って調べてみたりしたけれど
天秀尼さんのお墓の隣に別のお墓が並んで立っていてその墓が甲斐姫さんのお墓らしいと言う事なんだけど
この玉岡かおるさんの小説の中では天秀尼さんの実の母親つまり秀頼の側室だった人の墓と書かれている
それと言うのも二つのお墓に書かれてある命日は半年しか違わず
娘の死を悲しんだ母親が後を追って半年後に自害して果てたと言う事だ
う~~ん
どっちか分からんけれど全然関係の無い人の墓だったりして
このお墓は東慶寺の鬱蒼とした山道の途中に苔むして残っていて説明文も何も無い
参拝者の誰もがありふれた墓として見過ごして立ち去るんだけれど
お墓の下には本当のところ誰が眠っているんだろう