学校から帰って庭を見たら、かわいい赤毛の犬がちょこんと座っていた。
祖父に聞いたら
「最近、みかん山にみかん泥棒が来て往生しとるから山の番犬に飼うたんや、それにわし一人より犬でもおった方が心丈夫や」
と言った
その日は山から自宅に連れて来ていた。
自宅からみかん山までバイクで１０分ぐらい
赤毛の犬はそのまま名前をアカと付けられた
赤毛のワンだ・・・ははは
家は代々猫を飼っていて犬を飼うのは初めてだった
しかし、アカは山の番犬なので普段はただ一匹、山の小屋に繫がれていた
真っ暗い山の中でただ一匹
何だかとてもかわいそうだった
それから僕は学校から帰るとバイクで山まで行ってアカを連れて目の前の砂浜を散歩した
砂浜はどこまでも広く遠く太平洋の荒波が打ちつける
アカは全速力で砂浜を駆け回った
広い海と夕暮れの砂浜はアカと僕の二人？しかいなかった
しかし、いつも帰り間際になるとアカは僕に近付いてこなかった
時間になるとまた一人ぼっちの山小屋に繫がれることを分かっていたんだ
そうこうして月日がたち
また僕の悪い癖がでてアカを砂浜の散歩に連れ出す事に飽きて来た
ある日、祖父に
「アカ、元気にしてる？」
って聞いたら
「犬捕り（保健所？）に連れていかれた」
って言った
「そらあかんやん、出してもらいに行かな」
「行かん、もう３回目やから、もうよう頭下げれん」
と言った
聞くと、アカが保健所に捕まったのは今回で３回目らしい
山に繫ぐのがかわいそうで祖父もしょっちゅうアカを放していたらしい
こうしてアカの最後があっけない形で終わった
それ以来、番犬を飼うのを辞めた
アカと僕が駆け回った砂浜は今や関西屈指のサーフィン場として賑わっている
小さい頃、家にピアノがあったらなと思っていた。
ピアノがあってピアノが弾けたらかっこええなと思っていた。
昔はピアノのある家は少なかったし、ましてや僕の育った田舎にはピアノを弾ける子なんていなかった
何年かたって僕が高校生の時、ある日家に帰って自分の部屋に入ったら
ドーンと新品の電子オルガンが置かれていた
驚いて母に
「お母ちゃん、これどうしたん？」
って聞いたら
「お姉ちゃんが大学出たら先生になるから家でもオルガンの練習したいからって買ってやったのよ、お前の部屋に置いといて」って言った
「うっひょー♪」と喜んで、僕はその日から毎日、オルガンの練習を始めた
練習を始めてから何日かたった頃、段々と飽きて来た
そのうちオルガンの席に座らなくなって
終いにはオルガン自体が邪魔になって来た
人間は無い時にはあったらええなと思う物が
実際に手に入れた途端そう言った願望が消え失せる事がある
これも高校生の頃、ある日家に帰って庭を見たら
赤毛の犬が繫がれていた
近くにいた祖父に
「おじいちゃん、この犬どうしたんや」って聞いたら
続く・・
今朝は昨晩の残りのカレーです。
散歩の途中にワンコが柵から覗いていました。
女房、子供は飼い犬のミミが亡くなったショックが続いています。
わし・・
ほんまは猫・・飼いたいんやけど
昨日の休みは何気に成田山に行きました。
昨日は護摩祈祷が行われていました。
護摩祈祷の後、火渡りが行われました。
熱いみたいですが火傷はしないみたい
成田と言ったら‘鰻，です。
貧乏なんで鰻重は食べれなくれ鰻丼にしました。
酒を頼まなければ鰻重を食べられたんですが
酒飲みの悲しい‘性，ですね
今日は近くの小学校の運動会で朝からドンドンと言う応援と歓声の声が聞こえて来ます。
僕は小学校の頃から運動会が大嫌いでした。
かけっことかが遅かったせいもありますが
何より集団行動が嫌いでした
笛や音楽に合わせて他人と同じ行動をとると言う事
それにも増して
誰かの命令や指示で動くと言う事
子供心に・・・
（何でお前の指図で動かにならん・・・）
とか思っていました。
まっ！教育と言うのは
皆、同じような規格品に仕上げる事が教育なんでしょうけど
規格外の奴は教育現場でのお荷物でしか無いんでしょうけど
僕はけっしてお荷物では無かったと思いますが
協調性は無かったと思います。
だから社会に反感を持ったりはしませんでした
単に自分が孤独が好きで
集団や組織が嫌い
だから社会人になって就職しても
じぶんはどこに勤めても嫌な思いをするんだから
とっとと独立したんですが
・・・
どうせなら炭焼きか陶芸家になりたかった
昨晩、愛犬ミミが天に召されました。享年１６歳です。
大好きだったささ身のジャーキーと食べさせて貰えなかったハンバーガーのランチセットを入れて荼毘に付しました。
ランチセットに張られた半額のシールが切ないです。
家族が見守る中、僕が帰って頭を撫ぜたら息を引き取りました。
立てなくなって亡くなるまでの５日間はとても苦しそうでずっと鳴いていました。
ようやく苦しさから解放されました。
少し慰められるのは供養された場所が以前に住んでいた家の近くで
いつも散歩で走り回っていた所です。大好きだった雄犬の家も近くで
たぶん、その雄犬も同じ墓地にいるはずです。
夢の中に昨晩ミミが現れました
ぐったりした状態からスッと起き上って歩き出したんです。
僕にじゃれついて来たから
（ミミ・・・死んだんじゃなかったんだ・・）
あわてて水をあげたら
（もう水は飲めないよ・・・）
と言っているかのように
水は飲みませんでした。
朝のウォーキング途中のお宅の前でクマ蜂が忙しなく飛んでいました。
雑草の花も緑の中で映えています。
昔、足繁く行った京都の哲学の小径の緑も綺麗だった記憶があります。
その頃、まだ１０代だった僕はいつもお金が無くて自分で作った鰹節とノリだけの弁当を持って京都に向かいました。
京都に着くと必ずなけなしの金でパチンコで勝負するんですね
帰りはいつも・・（パチンコしないで何か美味いもんでも食べりゃ良かった・・）
と思いました。
弁当を持ってパチンコ屋に行く・・
アホやな
今朝はとってもいい天気です。
新緑がまぶしい
とうとう我が家の老犬が立てなくなりました。
レディの幼気な姿ですがオムツ着用となりました。
昨日は一日吠え続けていました。かわいそうですが寄る年波には勝てません
今年で１６歳です。
娘たちが幼稚園の頃に貰われて来て彼女達も来年は新社会人です。
次は私がオムツをする番ですね
今朝は鳥の照り焼きに納豆、明太子にサラダです。
新キャベツが美味しいですね。
テーブルの上に敷くプレートを変えなくちゃとご飯の時にいつも思うんですが
すぐに忘れてしまうんです
今日も職場のトイレットペーパーが無いのでホームセンターに行ったら
庭の散水ホースが壊れていた事を思い出して散水機を買いました。
でもってトイレットペーパーを買うのを忘れているんです
自宅で使っているスリッパがボロボロなんで
今度、どこかの店に行った継いでに買おうと思ってるんですが
そう思ってからもう半年程経ってるんです
いまだにそのボロボロを履いてるんですね
さっき道でK男さん（８０歳）に会ったら何だかいきいきしてた
買い物袋を提げていたが今日は近所のスーパーで週に一度の６５歳以上５パーセント引きの日
家族に頼まれて買い物に行くらしい・・
スーパーにして見れば単にお客を引き留めておく対策なんだろうけど
K男さんにしてみれば家族に頼りにされると言う副次的な効果を生んだみたいだ
年寄りは家族の中で疎外感に苛まれることがある
家族に世話をかけてるとか
邪魔になってるんじゃないだろうとか
そんな時にこういう小さな事でも家族の役に立っていると言う自負心が出て来るんだろうな
生きる張りと言うか
人間にはそういう事が必要なんだろうな
認知症対策にもなるな
