お客様から頂いた嬉しいお歳暮だ
開業して33年今ではこの辺りでは古参になってしまった。
開業当初、膝を痛めた女子高生が若い僕の前で膝を出すのを恥ずかしがった
おっさんになった今ではセクハラでもされるんちゃうかと訝しがられる
いじましい話、最盛期にはお歳暮の酒の量が多すぎて知り合いや近所に配った
バブル期だったせいもあるが
それが段々とお歳暮の量が減り
物が畑で採れたダイコンやらネギになり
とうとう誰もくれなくなり
最近では拾ってきたネギ畑の脇に捨てられている売り物にならないネギのおすそ分けになったり
半分飲んだ焼酎を水で割って一杯にした物だったり
お歳暮に我が骨接ぎ業界転落の軌跡を物語るね
ははは!
日本経済もか
線路に転落した男子高校生を救助しようとした男性が御本人も重傷を負った
これが本当の勇気だと思う
僕には勇気なんて無い弱虫のへたれもんだ
テレビや国会で人権だの防衛だのヘイトがどうのと
景気の良い掛け声をかけてる連中に本当の勇気なんてあるんだろうか
勇気にもいろいろあってマスコミでよく取り上げられる勇気ある行動
LGBT?なのを正直に告白した〇〇さんとか
お店の不正を暴露した派遣社員の〇〇君
監督のセクハラを告発した女優の〇〇さん
まあこれらも勇気と言えば勇気なんだろうけどマスコミ受けする勇気だな
マスコミがこれらの勇気を鼓舞するんだ
そう言えば前に線路に転落した方を救おうとして亡くなった外国の方がいた
もうあの時はマスコミがお祭り騒ぎのようにその外国の方の勇気を称えた
そりゃええよ立派な行動なんだから
今回この日本人の方を称える記事なんて全く無い
ただ事実を書いただけ
日本人のおっさんが青年を救おうとして大怪我をした
(それがどうした)
(勝手にせえ)
と思わせるような反応しか見ないんだけど
記事もほとんど消えている
これが日本の現実なんだ
宮部みゆきさん著の時代物の短編集
その内の一篇 「お文の影」
長屋の子供達が影踏み遊びをしている
遊んでいた吉三と言う男の子が子供達の影が一人多いのに気づく
遊んでいる子供の数より影の方が一人分多い
(子供の数が一人多いのはけっこう昔話で使われる)
調べてみるとこの長屋のある場所は昔商家の別邸があって
そこに子が産めずに店を出された内儀と養女の5才になるお文が暮らしていて
お文は内儀から毎日体中に焼き火箸を当てられるなど凄まじい折檻を受ける
お文はその冬とうとう体中に火傷の跡を残して死んでしまう
別邸で閉じこまれていたお文は友達と遊ぶ事が出来ずいつも指で影絵を作って遊んでいた
その場所に何年かして長屋が建てられ外で子供たちが遊んでいる
死んでしまってお文の影だけがこの世に残されその影が子供たちと遊んでいたんだ
もうこの辺りで読んでいて涙がちょちょ切れですわ
宮部みゆきさんと言ったら「弧宿の人」の‘ほう,と言う女の子の小説でも泣かされたけど
幼い子がDVを受ける(特に女の子)話は涙を誘うね
衝撃なのはその女の子の影には片耳が無いんだ
最後にその影がどうなるかは書かないけど
一読をお勧めですね
ピノキオが星に祈った願い事って何だったんだろう
神様お願いです。世間並みの老後が送れますように
毎日来る戦中生まれの文句たれのお客様・・・
電気掛けてる間ず~~~といろんな文句をたれてる
おととい文句を言いながらゴホンゴホン!と大きな咳をしている
周りのお客さんは顔をしかめてる
そうしたら他のお客さんもゴホンゴホン!
熱は無いみたいだけどやばいな
咳のお客さんが帰ったところで換気に消毒をめいっぱい
文句たれのお客さんは昨日は来なかった・・
仕事中、電話が鳴って取ると女房から・・・
「熱が出て頭が痛くて・・・」
コロナの検査をしたら陰性だったけど寝込んでしまった
周りは、コロナに風邪とインフルだらけ
わし絶体絶命
どうにか昨日も今日も元気
ユンケルにすっぽんニンニク入りのサプリを飲んだ
わしこの危機を乗り切ったら明るい老後が送れそうな
実家は漁師とみかん農家を兼業していた。
みかんの方は主に爺さんが作り婆さんは洋服店を営んでいた
この時期になるとみかんの取入れで一家総出で働いた・・
と言えば聞こえが良いが子供たちはほとんど手伝わなかった
みかんを収穫すると農協に出荷せずほとんど自家で売りさばいた
その為見栄えの良いみかんを作るのに丹精した
肥料をふんだんにやり必要以上に摘果をし
それでうちのみかんはそれはもう他所で見た事が無いような立派なみかんだった
だから多く顧客が付いて
国道沿いに俄の店を開いて売りさばき固定客には宅配便で届ける
みかんの選定に袋詰め箱詰めと母親はいつ寝てるんだろうかと不思議に思った
働き者の両親に怠け者の息子
実家を離れてから母親からしょっちゅうみかんが送られて来た
箱の中にみかんの他に芋や干物それに幾らかの現金
現金はすぐにパチンコ屋に持って走り自家製の干物はすぐに悪くなり
みかんは小さい頃から食べ飽きてるんでほとんど食べずに腐らせた
「もう送って来んでもええ」と言っても
母親はせっせと送って寄こし
所帯を持って独立すると仕送りのみかんの箱は5~6個に増えて
母親は「近所にやりなさいお客さんにやりなさい」と綴ってあった
僕は億劫なのでいつもほとんどのみかんを腐らせた
両親も数年前に亡くなりみかんが送られてくる事も無くなった
最近、何故かスーパーに行くとみかんを買う
いっぱいあると食指が出ないけど無いとなんだか無性に食べたくなる
僕がスーパーで買うみかんは一袋数百円の安いみかんで
昔、実家で作られていたデパート向きの高いみかんは食べられない
冷たい雨が夜中から降りよる
雨がしょぼしょぼ降る晩に・・・がとっくり持って酒買いに
高見知佳さんが亡くなった・・愛媛県の生んだアイドルだ
またまた同世代の方の訃報だ
四国出身のアイドルと言えば
高知は広末涼子、香川は松本明子、徳島は・・・
おらんな
そもそも徳島出身の芸能人と言えば最近出たなんとかと言うアーチストが出るまで
テレビで見かけるのは板東英二さんぐらいだった
僕は高校が徳島だったけど
徳島県の人は堅実な人が多くて一発屋的な行動に不向きなんだ
高知県人の多い高校だったけど県人気質が全然違った
高知県人云々は言わないけど
高知から同じ高校に行った連中に聞くと
「文化に触れたよな」って言う
〇人の高知県人が徳島県で文明人になったんだ
「歌手で誰が好きなんな?」と入学してから同級生に聞かれたから
「八代亜紀や」って言ったら
そいつは
「わしはビレッジピープルや」って言った
早稲田大出の担任はバンドをやっていてエレキギターを弾いていた
まあ県によって環境や教育なんかも違いがあるんだろうけど
ただ僕のその後の人生を変えてくれたのは徳島の文化だな
何の話やったっけ?
高見知佳か
もう師走なんだ・・
大晦日も近い
もう何十年も見た事が無いけれど昔、大晦日と言えば‘紅白歌合戦,
昔、家族で一つの炬燵に入り
猫のミーコも炬燵の中で包まって
一つだけのストーブは土間にあって母親はおせち料理の準備
鼻水を垂らしながら一心不乱に見てた
司会の相良直美さんが「次の曲は小柳ルミ子さんの瀬戸の花嫁です」
小柳ルミ子・・・
「はよう便所、行って来なきゃ」
その頃、超売れっ子の小柳ルミ子さんはどの歌番組を見ても出ていたので飽きていた
お目当てはアグネスチャン
「おっかのうっえっひなげしの花が~♪」
ホタルの光で紅白が終わって「ゆく年くる年」
浅草浅草寺に成田山新勝寺の鐘を袈裟を着た坊さんがボ~~ンと突く
10歳の僕はそのシーンを口をぽかっと開けて眺める
浅草に成田山・・・どんなとこなんやろ?
とても厳かで清らかな印象がした
その時からうん十年
浅草を酔っぱらって闊歩している自分がいた
今朝の散歩は起きられんかった
ちょっと変な夢を見た
別の家庭を持っていた、
女房は見た事のない女性でおっぱいがぺったんこ
子供が3人
一番下は女の子・・
皆で風呂屋に行く?んだけど手をつないだ下の子が嫌がる
じっとその子の顔を見てみると・・
(この子は俺の子と違うな)
(上の二人はたぶん俺の子だ)
女房に問うと
(えへへ)と笑う
そんな夢だったけど
昨日、福田和子さんの本を読んだから変な夢を見たんだ
松山ホステス殺人事件の犯人で逃亡後、時効直前に逮捕された福田和子さんが書かれた本
校正はほとんどされて無くてほぼご自身が書かれたそうだ
アマゾンの書評を見てみるとこの本を読んで腹が立ったと言う人が随分いる
反省感が無い自己顕示欲が強いとか
だけど反省文のような本を読んでおもしろいだろうか
確かに彼女のやった事は有無を言わさず悪い、それは置いといて
本の内容はおもしろい
彼女がそんなに美人と言うわけじゃ無いのに男を手玉に取ったのはたぶん頭が良いからだろう
だいたい水商売でナンバー1になれる人は容姿じゃなくて頭の回転の良い人だと思う
15年近くお金も持たずに自分の体一つで逃亡を続けた
これだけでも並大抵の人間じゃできない、肝っ玉も太いんだ
リンゼイさんを殺害した市橋君もその前には永山さん も本を書かれていた
市橋君はけっこうお金持ちの家で生まれて
福田さんと永山さんは薄幸な幼少時代を過ごされた
薄幸だとして罪が軽くなるわけじゃ無いけど
福田さんがこの事件で長期間逃亡し出頭し無かった事に
未成年時代に拘置所でレイプされたトラウマは判決には留意され無かった
今日もさぶいね・・
さぶいし、お客さんは来いへんし
こんなに暇だとそのうちマッチ売り歩かにゃならん
今時、おっさんが夜、街角でマッチ売っとったら即、通報されるな
ふぅ~~~
あんまり寒くてここ2~3日、日課の早朝ウォーキングして無いな
朝の4時前(まだ夜中だ)の真っ暗な道を10000歩、歩く
こんなに早い時間にいつも同じメンバーとすれ違う
(酔狂なやっちゃな)とかお互いに思いながら
街中から田圃道を抜けお宮の森に入る
今の時期、もう寒くて寒くて
だけど長年歩いていると体が自然に・・(行かにゃ)と動くんだ
もう田圃と畑は霜でコチコチ道路も稀に凍ってる
それでもがんばって歩く歩く
(八甲田で遭難した青森第5連隊はこんなもんじゃ無かったはずだ)
とか思いながら
そうして仕事が始まると・・
寝る
早朝ウォークで消耗した体力を補うのに
仕事中は寝る