最近、坂東眞砂子の本ばかり読んでいる
半年前まで知らない作家だった
死国と言うホラー映画は知っていたが、この人が書いたとは知らなかった
直木賞も貰っていた
山本一力だけじゃ無かったんだな
わしの同郷はマンガ家だけじゃなくて有名な作家も多いな
今回読んだ‘鬼神の狂乱,も舞台が出身地に近いせいか
足りない頭にしては物語が自然と入って来易かった
物語は幕末の頃か
数十人の村人に狗神がとり憑いた
所謂きつね憑きとかそう言う類の現象だ
時代が幕府から朝廷へ
佐幕から勤皇へ
時代が武士だけじゃなく
貧農の小作人に至るまで
激動的に時代が変わる事を敏感に感じ取っていた時代
そんな時代の話だ
単なるホラー小説じゃないが
内容の中にホラーによくある
気づいたら一人多かった
が使われている
そしてラストのハッピーエンドは
一力の小説と同じだな