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休日のレジャーと言えば釣り。のんびりと釣糸を垂れ、当たりを待つ。サザエさんのシーンが思い浮かぶ。しかし日曜休みではない生活を四半世紀近く続けて、サザエさんも釣りも縁遠い生き方だった。何故か急に釣りがしてみたく、釣りの経験のない長男を連れて寄居の釣り堀まで行ってみた。
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勢い余って10時の開店前についてしまい周囲を散策するも沢の水が流れるばかり。でも求めていたのはこうした環境。先日の台風の大風のせいか、山の木々も倒れているところもあった。
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思い起こすと自分自身、釣りをするのは恐らく中学生以来。魚を釣る感覚など忘れていた。しかしそこは釣り堀。針を垂らせばすぐにニジマスが餌に食らい付いて来る!次々に釣り上がり、あっという間にバケツいっぱいに。
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終わるとすぐに塩焼きにして食べることができる。しかも釣った魚は焼いてお土産にしてくれる。
遠い記憶に、小学校の頃プールで釣り大会があった。三十年以上前のことだ。何の魚かよく覚えていないけれど、秋から冬にかけて養殖し、春先に釣り大会をしてから、プールを洗い(勿論子供たちで)、夏に水泳をしていた。
テレビ東京の番組に、「とびだせ!釣り仲間」というのもあった。おぼろ気ながら見た記憶がある。今よりも娯楽も少なく、インターネットもなかった時代。釣りは娯楽の代名詞のようなものだった。
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店の入り口には、ニジマスの供養塔が建っていた。生け簀の放水の写真を撮った際に四年生の長男は、手を合わせ目を閉じた。滝に打たれるポーズをとったのだと思うが、生き物の命を頂く意味を表現しているようで何とも奥深い表現の様だった