皿尾城の空の下

久伊豆大雷神社。勧請八百年を超える忍領乾の守護神。現在の宮司で二十三代目。郷土史や日常生活を綴っています。

レモン牛乳物語②

2018-10-19 23:33:26 | 物と人の流れ
先日の栃木県への旅路で飲んだ「レモン牛乳」。正式には「関東栃木レモン」という名称で、栃木県のソウルフードとなっていると書いた。最初に製造した関東乳業が廃業してからは、栃木乳業が地元の味を残そうと、製造工程を引き続いだというが、現在は人気商品のようで、コンビニでも並んでいた。買ったのは「関東栃木イチゴ」レモン牛乳からの派生商品だ。レモン牛乳は果汁を入れると固まってしまうことから、レモンとうたいながら果汁は入っていない。しかも前述の通り、大手乳業メーカーの品質事件により、生乳100%でなければ「牛乳」と商品表示出来なくなったことから、「関東栃木レモン」と名前を変更している。「栃木イチゴ」は果汁3%の上に入っているイチゴ濃縮果汁は名産とちおとめ100%だ。裏の広告欄には市貝町芝桜公園が載っている。栃木尽くしで栃木ファンにはたまらない商品だが、製造場所は静岡県焼津市。販売社はドトールコーヒーとなっている。栃木乳業監修となっていて、「関東栃木イチゴ」は栃木乳業の登録商標だと前面に書いてある。
関東乳業の廃業を乗り越えて、栃木の味として認知されたのを思うと少し複雑な気分だ。看板暖簾で商売している感じだ。勿論しっかりと諸々の表示もされている。大手コンビニの棚割りに入るのだから、味や価格も認められて人気もあるのだろ。いつからか商品が一人歩きする。そういうこともあるのだろ。
コメント
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