気軽に茶道をしてます。

日々のお稽古とともに、できるだけ手作りのお菓子で
お茶を楽しんでいる様子や、四季折々の変化もお伝えします。

丁酉歳の「おせち」は

2017-01-02 17:46:58 | グルメ
恒例のお泊り、孫五人との短くてながーーい?
大晦日から元旦でした。散々遊び廻り、
いたずらも大胆になり、相方は怒りっぱなし
でも心の中では・・・、
夜になり、一斉に帰ってしまい、二人だけ、
今度いつ来てくれるのでしょうか。ふと一息つくと、
南西の夜空に、三日月が輝いており、
次の満月は12日になります。
『鋭(と)きひかる冬三日月に願いけり』愚句

孫の成長が楽しみですね。

たくさん食べてくれた「おせち」を紹介します。
お屠蘇の代わりに奈良豊沢酒造、「無上盃」純米吟醸


焼物と向付は、ブリの照り焼きと鯛の昆布締め

お雑煮は私の実家富山風変形です。
丸小餅は昆布を敷いたお湯で煮て柔らかくします。
昆布と鰹節で丁寧にお出汁をとり、牛蒡、人参、なると、厚揚げを入れたお清ましを作り
いただく時に海老の酒蒸し、甘辛く炊いた鶏肉、三つ葉、へぎ柚子をのせ、熱いお清ましをかけます。
雑煮

一の重は、かずのこ、黒豆、くわい、ごまめ、いくら、
昆布巻き、なます、たたきごぼう、紅白かまぼこ
一の重

二の重はお肉で、鴨、牛たたき、焼き豚、人参ごぼうの肉巻き
二の重

三の重は、えび、伊達巻、かまぼこは富山の昆布巻きと生活クラブの紅白です
三の重

四の重は、ちょっとした間違いからできた紫芋と紅さつまの栗きんとん可愛いく仕上がりました。
紅白千枚漬け、キンカン、伊達巻です。
四の重

五の重は煮物で、たけのこ、小芋、蒟蒻、牛蒡、蓮根、
焼豆腐、つくね、椎茸、梅人参とさやえんどうを飾りました。
五の重
今回は、女性四人で、分担して作りました。
忙しいのに、本当にありがとうございます。
今年も手作りお節できてよかった。
出来上がったお重を見て幸せです。
出来栄えも、味付けも完璧!
私たちの女子力を見せつけちゃいましたよ。
酉年もいい年になりそうです。
次は初釜に向け、これから考えなくてはいけませんね。

立杭焼きの里で「美食台所 みやま」さんのランチを

2016-08-31 20:24:36 | グルメ
迷走台風10号、やはり大きな災害を引き起こしましたね。
お亡くなりになられた方も・・・残念でなりません。
予想を上回る雨量、自然の猛威にはなすすべがありません。
・・・・・・無念。

私たちの旅行も、急遽行き先を変更させられましたが、
何とか無難に、帰ってこれました。
感謝
でも旅行の最後の昼食は遅くなりました。
なぜなら天空の城『武田城跡』に立ち寄り、思いのほか
時間がかかり、最後お昼をどうしようかと
悩んだ結果、友達のお勧め『兵庫陶芸美術館』の2階にある
手づくりケーキと生パスタで有名な「虚空蔵」さんでの予定に、
到着したのが午後一時半、おなかはペコペコなのに
9月10日からの特別展『セラミックス・ジャパン』を控え

数日間の休業日にあたっておりました。
美術館の方に聞くと、付近のグルメのチラシを提示され
一番近い、「美食台所 みやま」さんへ。

駐車場がなく、路上駐車でOKだそうです。
もう2時近くに、おそるおそるお聞きするとOKとのこと
16席の小さなお店で、先客は3人しばらくするとお帰りに、
ランチ限定の 恵A、2,100円(税込)を注文しました。
優しそうなシェフと奥様で開店されてから21年とのことで
急いで作っていただいたようで、次のお皿が空くのを
待つかのように次から次へと、
でも、いただくのに夢中で、よく思い出せません。
和風だしのジュレの上に焼きとうもろこしとおくら
絶品お美味しさのスープ

八寸は、鴨肉、出汁巻き玉子、コンポート
小松菜シメジのお浸し?

米ナスの揚げ出しと海老が

焼きウナギを載せた出し茶づけ

デザートはババロア、イチジクのバウンドケーキともも
野イチゴのソースとクッキーが皿の縁に

最後にコーヒーを
美味しくいただきました。
兵庫陶芸美術館で10月22日からの林康夫展があり、
その時にでも再訪したいものです。

新生姜の佃煮で夏を乗り切る

2016-07-12 14:19:58 | グルメ
朝からの雨が、出かけようとすると激しくなり、
昼過ぎまで続きそうとの予報。
支度をしておりましたが・・・雨に
キャンセルの電話を入れてしまいました。
蒸し暑さにぼーっと、時間が過ぎます。
昨日朝から出かけたお店で、新生姜が目に入りました。
人気があるためでしょうか、残りは少なく、
全部買い物籠へ。

暑い夏のご飯のお友に、『新生姜の佃煮
毎年焚いており、帰って計ると丁度1㎏ありました。
早速水洗いし、気になる茶色の部分を取り除き
皮付きのまま薄切りにし茹でます。
新生姜今年も香る厨なり』愚句
ポイントととしては
一度ゆでこぼすと、アクが抜けほどよい辛さに。
別の鍋に酒、醤油、砂糖、水を入れ、中火で沸騰させてから
しょうがを加え、落としぶたをし、弱火で約40分間煮ます。

時々混ぜながら煮汁が完全になくなるまで煮詰めました。
粗熱が取れたら、保存容器に入れて、
冷蔵庫で保存すると二週間ぐらいもちますが、
冷凍庫では半年程度はもちますよ

保存容器が足りないので、今は冷蔵庫に

新生姜ことしの色に染めあげる
            坪田深雪
ことしの色とは?ムムム
これで、盛夏が乗り切れるでしょう。

くもりの七夕の夜は懐石料理で

2016-07-08 12:47:21 | グルメ
暑さも一休み、今日の空は暑い雲、時おり雨粒も、
九州はまたも大雨との予報、何事もなきように。
今日7月8日は語呂合わせで、中国茶の日だそうで、
中国語の七(チー)と日本語の八(や)で「ちゃ」と。

昨晩は雲にさえぎられてミルキィーウェイは、残念でしたが、
懐石料理が、目を楽しませてくれました。
夕方の近鉄奈良駅前の行基さんも七夕飾りで煌びやかな中
 
先月旧友との「三娘会」に続けて、
奈良の懐石料理「かこむら」さんへ
2013年にはミシュラン一つ星、今は星がなくなりましたが、
味は変わらず、より洗練され伺いやすくなりました
冷麦はとろろに温泉卵としいたけを

椀物は、鱧とまつたけにじゅんさいが、
そっと青ゆずと梅肉が添えられて

お刺身は夏が旬の「ヤリイカ」と「あこう」
アコウのキジハタのことで、さっぱりとした中にじわっと

八寸、ほおずきの中にやまもも、徳大寺麩、薩摩芋
そうめんうり(いとうり)、枝豆、てまり寿司、
厚焼き玉子、

殿方は日本酒、大阪池田の『呉春』と奈良超辛口『春鹿』
徳利は「なすび」ではなく富士山とのこと

ホウボウにコーンと獅子唐

煮物はアナゴとナスビに子芋

桜エビの炊き込みご飯

水菓子

目も舌もお腹も楽しませていただき、
御主人の見送りも受け、ごちそうさまでした。

萬福寺で普茶料理を

2016-07-04 14:26:33 | グルメ
『真の行台子』は、何度も見学させてもらい
去年は炉でさせてもらいましたが、
風炉ではまだです。
文月末のお稽古日に、お点前をする当番に当たりました。
さあ大変!、
でもお稽古させていただけるのは有難いことです。
記録したノートを目で追い
先生がおっしゃっていたポイントを思い出しながら
練習の毎日、相方には黙っていれば、気付かないはずが、

隅に置いていたお道具を見つけられて、
”またあー、がんばりや”ですって
こうなれば、大ぴらに、小間にしつらえを
風炉先屏風は、自主稽古なので省略です。
もちろん、水、火、茶も入れず
真の行もどき』でのお稽古です。


見つけられないはずが、人はわずかな変化を感じ取りますが、
これを逆手に取り(ちょっと言い過ぎですが)、
精進料理のように肉や魚に見せかける「もどき料理」があります。

一昨日の抹茶工場見学のあと、お昼ご飯は精進料理の一つ
宇治の萬福寺の『普茶料理』の普茶弁当を予約しておりました。
普茶料理とは、普く(あまねく)大衆と茶を供にする料理で、
席を共にする人たちと楽しく感謝して料理を頂く事になり、
五観の偈』(付記に)に基づかれています。
つまり、席に上下の隔たりなく一卓に四人が座して
和気藹藹のうちに料理を残さず食するのが作法になります。

お昼過ぎに萬福寺に到着し、お参りを済ませ「黄龍閣」へ

入り口には、坂村真民の書が
めぐりあいのふしぎに てをあわせよう

木彫りの龍と木魚がお出迎え
 
お部屋は椅子になっており、正座でなくよかった。
  
代表的な普茶料理が松花堂弁当に詰められており、
見た目も美しく盛りつけられ、栄養面にも優れ、
「寿免(スメ)」というお吸い物も添えられておりました。
 
小豆ごはん、やまいもを中にしたかまぼこ風
てんぷらには、甘い梅干しが
麻腐(マフ)ごま豆腐の元祖も
夏野菜を使った精進料理です。
茶団子、フルーツもついて
皆さん残さずいただきました。

付記)五観の偈HPより
一つには、功の多少を計り彼の来処を量る
(この食事が、多くの人々や生命に支えられていることに感謝します。)
二つには、己が徳行の全闕と忖って供に応ず
(自らの行いがきちんとしているかどうかを反省して、食事をいただきます。)
三つには、心を防ぎ過貪等を離るるを宗とす
(食事の量や内容にかかわらず、正しい心で残さずいただきます。)
四つには、正に良薬を事とするは形枯を療ぜんが為なり
(食事は身と心の健康を保つための、一番の薬です。)
五つには、道業を成ぜんが為に應にこの食を受くべし
(自分の仏道修行、目標、責務を成し遂げるための食事です。)

「一の傳」でランチ

2016-03-04 11:39:31 | グルメ
40年ほど前から教えていただいている先生とのお稽古のなかで、
10年前に、高尾の川床や、上七軒へ行ったことが話題に上り、
”また連れて行ってください”という声が・・・
それでは”京都で美味しモノを食べに行きましょう”という
お話に。先生は最近本当に弾けられており、良いことですね。

手始めに、『一の傳』でランチをということになり、
予約をしていただき、先生を含め4名で伺いました。

「一」と描かれたのれんをくぐり、広々とした玄関に、
待合いからは坪庭も眺められます。

笑顔のスタッフに導かれ、2F個室へ案内されました。
ちらっとみえましたが、色々なお部屋があるようで、
京の町屋を生かした粋な作りになっています。

メニューは月替わりで変わりますが、
自慢の西京焼きを主役にした
おもてなし料理」(3,350円)一つだけ、
それも家庭を持つ女性も使いやすいようにとの気配りで、
お昼間だけの営業だそうです。
伺ったのは一日、3月最初、何が出てくるのかお楽しみです。

季節の前菜盛り合わせ
お皿が「一」を表しており、
彩の季節の京野菜を少しずつ使われております。


蛤真丈のお椀
薄味の出汁が絶妙ですね。


鰆と揚げ出し豆腐の蕪餡かけ
春ですから、旬のものは、さわら=魚春


銀だらの『蔵味噌焼き』
秘伝の味噌床に2昼夜以上漬けられただけのことはあり、
流石です。


土釜炊きのふっくらご飯、合わせ味噌汁、京漬物
ツヤツヤのご飯は、おこげまで頂けます。
水物
美味しくいただき、ビールを飲まれる方もあり、
和気藹々と会話も弾みます。

「一の傳」の名前の由来は、「誠意一傳」の心からで、
「誠意を持って人に接する心を伝え続ける」という意味になり、
これも、お茶の道にも相通じるところがありますね。
先生との御縁に感謝するばかりです。

明日の初午においなりさん(いなりずし)を

2016-02-05 14:48:06 | グルメ
立春もすぎ、
明日の六日はは最初の午の日で、
初午」、一年のうちで最も運気の高まる日だそうです。
「午(うま)」は方位の南を示し、
時間は正午、
太陽が最も高く上がり、一日のうちで
陽光の力が最も強まる時とされており、

初午の 聞へぬ山や 梅の花」 一茶

元は、農村での『田の神様』という稲作の神様への信仰で、
春になると山から下りられ秋になると山に帰っていかれる
田の神様を、春に迎える日が、初牛の日とも重なるため、
豊作、五穀豊穣を願い、盛大に盛り上がるそうです。

商売繁盛のお稲荷さんも、主祭神の「稲荷」という名が
「稲生(いなり)」を語源とし、五穀豊穣も司られており、
全国にある稲荷社では、初午際が行われますが、
京都伏見稲荷大社によると
和銅4年(711年)の2月の最初の午の日に、
祭神が稲荷山(伊奈利山)の三箇峰に降りたという
言い伝えから行われるようになったそうです。

今日は、油揚げの炊いたんを使った「おいなりさん」と
関西では呼ばれる「いなりずし」を作ってみました。

近くのスーパーでは油揚げを対角線に切る三角形ですが、
私の育った所では、俵型のお揚げさんで関東風、
具材は椎茸や人参などを入れる関西風とのコラボ、
「五目いなりずし」のできあがりです。
「所変われば品変わる」
いなりずしに目のない病み上がりの孫が、
うれしそうに頂いてくれました。
おいしかったですか、またね。

冬苺はジャムに、秋櫻子は

2016-01-05 17:36:42 | グルメ
今朝から、先生宅での初釜があり、
先生のお弟子様達ですから、緊張いたしました。
得るものも多く、まだ整理しきれません。
・・・・・
大晦日に石上神宮の大祓式に伺った折の
冬苺にまだ触れておりませんでしたね。

大祓式にお会いした旧知のご夫妻とのひとコマです。
式が終わるや否や、いつもの如く、
”冬苺取りに行くよ”と
孫達が、何の疑いもなく、先生の声の様に
導かれるようにもう歩き出しておりました。
昨年は農家の方に、怒られたのにも関わらずです。
山里ですので、少し中に入り込むと、
去年見つけた冬苺のなっている場所、今年もありました。
孫達は、水路を飛び越え、土手を登ります。
暮れも間近で、暗くなっており、
足元が心配ですが、必死に赤い実を取り始めました。

蔓ひけば こぼるゝ珠や 冬苺』 杉田久女

”あっという間に15分程たち、寒いから帰りましょうと”
なかなかいうことを聞いてくれませんが、
”ラーメン食べに行くよ”
食べ物には弱いですね。

採れた量は少ないですが、
帰って、ジャムにしてみました。
 
萼と毛を丁寧に取り除き、軽く水洗をして
同量の砂糖とレモン果汁を加えます。
弱火で煮込みながらゆっくりかき回し、
馴染んできた所で、一旦強火にすると
粘りが増してきた時点で、完成になります。
透き通った美しい赤のジャムができました。
酸味と甘みが程よく毎日いただくヨーグルトに

水原秋櫻子は、『冬苺』の季語で
このような句を残されております。
余生なほ なすことあらむ 冬苺
 
まだまだ余生というには、本当は失礼なのですが、
私には、色々なことを考えさせてくれます。
きらりと光るためには、日々精進あるのみです。

備考)
フユイチゴ(冬苺・寒苺)は、
バラ科キイチゴ属で、匍匐して地表を這い、
緑葉はハート型で、ツヤがあり、縁は鋸歯を有し、
裏面に細かい毛があります。
花期は9月から10月で、白い花をつけ、
晩秋から赤い果実がなる木苺の一種。
11月から1月のころになると、熟すことから、
フユイチゴと呼ばれており、
かなり甘酸っぱいですが、食べれますよ。
        (ウキペディアより引用)

お餅つきを

2015-12-30 00:23:45 | グルメ
今朝から餅つき、
故郷へ帰郷していたころは、実家の父母が杵つきでの
孫との餅つきを楽しみに待っていてくれました。
月日が経ち、同じ気持ちを抱く齢になりました。
餅つき機でですが(なんと30年前の器械で、今も現役)
喜ぶ孫の顔見たさですね。

昨晩、漬けておいたもち米は7升、
今年のもち米は、熊本県産「ヒヨクモチ」
コシがあって、風味に優れている、粘りのある
最高級品種とのふれこみ、楽しみです。
 
昨年と同量のもち米、去年は息子たち夫婦四人でしたが、
さあ大変、今年は手伝っていただけるのは、一人だけ
忙しいのに、ありがとうございます。
さあ、午前10時に助っ人がきます。
時間を逆算して、水揚げをしたもち米を、
蒸しあげに掛ります。

一回目の餅つきを、始めました。

つきあがる前に、助っ人が男の子三人ひきつれて
間に合いました。
始めに、鏡餅を取り置き、残りは丸小餅に、
口から餅が、フフフ、一緒に丸めてくれました。
よかった、おいしいのでしょう。
 
変わり餅として、『ヨモギ餅』を
今年の四月に採り、冷凍保存していたヨモギです。
粒あんを中に入れたのも作ると、もう食べております。

つきたてのお餅は最高と今日来れなかった従弟が
かわいそうなどなど・・・女三人よればと言いますが、
男三人も充分かしましいです。
三回目が終わると、時間はお昼に、
餅を頂いたのに、孫たちはお昼を食べたいと・・
ラーメンを各々一人前分づつ作りましたが、
あぁー、半分も残しております。
やはり、助っ人がお手伝いで、お腹の中に。
また、餅つきに飽きたのか、兄弟げんかもはじまりますが、
母の一声で、終わりになります。
笑いをこらえながら、私にもこんな時期があったことを
思い出し・・・・・・母は大変ですね。

最後に「海老餅」も作り「餅つき」もこれでおしまい。

終わったのが、午後四時過ぎ
最後になんとアイスクリームとの合唱が。
喜ぶ顔を見ると、疲れが飛びますね。

座敷に移し、
『今年も正月にお餅が食べられます』
本当にご苦労様でした。

参考)どうして年末に餅つきをするのでしょうか。
一つとしては鏡餅をつくるためで、
 「今年一年が幸せでありますように」との祈るために
二つ目は、お正月にお餅を食べるためで、
 普段食べないものを頂くことで、気持ちを切り替える
心して、頂かせていただきます。

神の木の小小坊(シャシャンボ)の実でジャムを

2015-12-27 13:30:20 | グルメ
シャシャンボといっても、数年前まで知りませんでした。
「小小坊」または「サシブ」とも、中国では「南燭」といい、
古代、お茶にしていた神の木と古事記に記されております。
(最後に由来を)

先日一本の電話、
シャシャンボを教えていただいたお友達からです。
”こないだ、 シャシャンボの実を採ってきて
 スムージーの中に入れ、美味しくいただいています。
 時間がなく、少量になりジャムにはできず、残念”
このお話を聞いて、いつ行こうか思案・・・

金曜日の稽古終わりに、意を決して出かけました。
場所は、?池の周辺に植わっております。

 
今日は、コブハクチョウや、マガモ
池の中などの飛び交っておりました。
 
バードウォッチングが目的ではありません。
シャシャンボの木は、野生のブルーベリーと言われ、
秋に小さな実が黒紫色に熟しますが、
甘酸っぱく、眼に良いアントシアニンが、
小小坊」は小さな丸い果実を表し、
広く流通するには、実が小さすぎるためでしょう。
 
例年は寒く、防寒対策は絶対に重装備なのですが、
今年は、暖かいです。しかし時々小雨が、
めげずに、手袋をして、小一時間、取り続けました。

家に帰り、葉っぱや、小枝を取り除き
実からの小さな軸が気になりますが、
水でよく洗うと、気にならなくなります。
最終的に、量は550gになりました。

昨日になり、やっとジャムを作る時間ができました。
すり鉢ですり潰しますが、今回は軽くブレンダーにて、
砂糖の量は、ジャムは通常5~6割だそうですが、
酸味を味わうため、少ない目の4割にしました。
火にかけ、焦げないようにかき混ぜ、
出来上がりました。

熱湯消毒をした瓶のなかに入れて完成です。

朝のトーストやヨーグルトにも重宝しますね。
楽しみです。

備考)南方熊楠全集七巻に、
 古事記、仁徳帝の御歌に、
”「川の辺に生立るサシブをサシブの木」と有る
 倭姫世紀のササムの木、神名帳の伊勢の竹、
 佐々夫江の社のササブ、宇鏡のサセブで、
 紀伊其他でシャシャンボと云物だ。”
臓器に
「南燭の茎葉を搗き砕きとれる清汁に、
  粳末を浸し九浸九蒸九曝す云々」
「小児の疳病を去るに、この葉を煎じ、茶に代へてのむ」