気軽に茶道をしてます。

日々のお稽古とともに、できるだけ手作りのお菓子で
お茶を楽しんでいる様子や、四季折々の変化もお伝えします。

霜月のしつらえpart3「開門落葉多」

2018-11-27 19:28:22 | お稽古
小雪頃より冬が遅ればせながら来たかと思えば、今日の気温は
午後2時前には20℃越え、ポカポカ陽気、明日は朝から雨で、
一日だけの寒さに。その後一週間は高めの気温が続くらしい。

玄関のしつらえは龍田川のもみじですね。


そして床の軸は『開門落葉多
      小林太玄 紫野大徳寺黄梅院住職書
 

全唐詩の「聴雨寒更我盡 開門落葉多」
読み)雨を聴いて寒更(かんこう)尽き、門を開けば落葉多し

唐代の詩僧無可削上人の「秋に従兄の賈島(かとう)に寄す」
と題した詩の中の句になり、
大燈国師や白隠慧鶴が引用されたとして有名です。

意は)雨音を聞いている間に夜が明けたので
   門を開けてみると一面に枯葉が落ちていた。
*雨音は枯葉が軒先を叩く音だったという幽寂な閑居の風情
 身も心も脱落した爽快な風光で平等一如の真理を提示する。

明日の雨で・・・風情がありますね。