今年は二月二日が「節分」
この日から始まった大炉のお稽古
「大炉」は裏千家十一代玄々斎により
北国の囲炉裏から創案され
咄々斎の次の間の六畳の間に切ったのが
始めで裏千家独特のもの
六畳間に逆勝手に切られ酷寒の二月頃に用いられ
通常の炉は一辺一尺四寸が大炉は一辺一尺八寸
炉縁は木地に限られ、炉壇は鼠色が約束で
淡路の土を使っているそうです
(裏千家茶道点前教則14参考)
炉の逆勝手のお点前を基本としていますが
居前は炉壇の内隅
左手で柄杓を取り置き
湯水を建水に捨てる時の手は左、右、左と交互に
茶を点てた茶碗は左手で出す。等々ですが
寒い時ですし広蓋の釜を使う場合が多いので
蓋置を置く場所が、
柄杓を引く時はいつも通り炉縁より
三目三目のところに置きますが
広蓋の蓋が大きいので、
蓋置を縁内五目に置き替えが必要となります
帛紗も逆勝手なので右につけ、足運びも反対になる
頭の体操にもなりますし、いつものお点前を
きっちりしていなくっては違いがわからず
ややこしくなりますが、年々皆様慣れてきて
スムーズに進んできている
軸は『福は内』、
花は紅白の椿
主菓子も桃山で「お福さん」を・・・・見えるかしら?
お干菓子は福豆に金平糖を