解説のビデオが掲載されましたね。 (↑クリックで開きます。)
記録によると、13代円能斎が明治44年11月にこの点前をされている。
今回のCOVID-19(コロナ)と同様に、スペイン風邪が大流行しており
又、衛生観念がたかまってきた時代背景もあり
濃茶の飲み回しを躊躇された方もおられ
『各服点』を好まれたと。
このビデオは嬉しい事に、業鉢部の実技映像も添付され、
お家元の説明と共に、大変わかりやすく、社中の稽古でも
『各服点』を是非取り入れたいと思っています。
実際のところ圓能斎好みの長盆はかなり大きいとのお話で
近々、当代お家元お好みの長盆が公表されそうです。
今日のお稽古では二人にお濃茶を差し上げる事にし、
盆は使わず替え茶碗に、3杓茶を入れたうえでラップしておき
濃茶点前を始めました。
正客に一人分の濃茶を出し,服加減を聞いた後
水谷に茶の入った茶碗を取りに行き
そのままの湯相で湯を入れ濃茶を点て出す
次客がその茶を取りに出て一口いただいたら
亭主と正客の問答、詰め(次客)の吸い切りで正客は茶碗の拝見を始め
亭主は釜に水1杓、帛紗腰で茶碗が戻るのを待つ
次客は替え茶碗を茶道口に返し、席に戻り茶碗の拝見を・・・・・・
と言うように各服点をしてみました。
お家元からの各服点の公表ですっきりとした
各服点のお点前ができ、つっかえていたものが取れました
お家元に感謝いたします。
今日のお菓子は『水無月』、明後日30日は「夏越」
これをいただきコロナの夏を乗り越えていただければ
なお花は、縞葦にどちらも咲き始めた「宗旦木槿」と「ヤブミョウガ」で、
梅雨時期の重苦しさを和らげてくれるでしょう。
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