気軽に茶道をしてます。

日々のお稽古とともに、できるだけ手作りのお菓子で
お茶を楽しんでいる様子や、四季折々の変化もお伝えします。

うちわまきの唐招提寺宝扇を掛けて

2018-05-20 17:50:01 | しつらえ
五月(ごがつ)晴れの清々しい朝、庭に出て咲いている花々、
カラー、アルストロメリア、萩、長生蘭、ムラサキツユクサ
大山蓮華、黒蠟梅、ドクダミ、雪ノ下、ヤマアジサイ2種から
選んだのは・・・
玄関の母の日の花が弱り、土の鉢には光をあてに外へと、
もう一鉢、弱った花を除きアルストロメリアを庭からと交換し、
新たに山紫陽花等を追加しました。
⇒⇒ 

床の花は、朝咲きだした三輪目の大山蓮華と
袋を開いた初めてのホタルブクロ、あっという間に大きく開き、
お稽古場に香りに包まれました。本当は蕾が良いのですが・・・
 
 ⇓   ⇓   ⇓  
 

軸の代わりは、昨日奈良『唐招提寺』の「うちわまき」の行事、
国宝の「鼓楼」に僧侶があがり、鐘の音を合図に1500本の
『唐招提寺宝扇』うち500本が撒かれ、残りは安全のため
整理券が配られ、お坊様から手渡しに。
NHKより
そのうちの一本『唐招提寺宝扇』を有難いことに頂けました。
この「うちは」は、竹の柄にハート形の和紙がついたもの。
皆様にも魔除け等のご利益がありますようにと、掛け釘に。


「うちはまき」の行事の謂れは、鎌倉時代の唐招提寺中興の祖・
大悲菩薩覚盛(かくじょう)上人が修業中、蚊に刺され、叩こうと
した弟子に「自分の血を与えるのも菩薩行である」さらに続けて
「うちわで追い払うよう」と戒められた故事から、その清廉な
徳をたたえ「せめて団扇で蚊を払って差し上げよう」と、上人が
亡くなられた時に法華寺の尼僧がハート型うちわを供えたこと
からで、毎年5月19日の命日に中興忌梵網会の後に行われます。
                        
今日の自宅稽古、朝は略盆、昼からは風炉、初炭からに・・・
朝⇒昼 

これからうちわの『唐招提寺宝扇』が皆様を・・・。

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