気軽に茶道をしてます。

日々のお稽古とともに、できるだけ手作りのお菓子で
お茶を楽しんでいる様子や、四季折々の変化もお伝えします。

「茶花がたり・泉本宗悠」の紹介

2016-07-13 11:55:53 | 書籍
天気図は梅雨末期の様相を呈しており、
災害が心配ですね。奈良も朝から一雨あり、
昼からは雨との予報で、
止み間の庭のひと時を紹介します。
松の根元からツユ草が咲き、

シシトウにモンシロチョウが、
羽が一部壊れておりますが、飛び去り、

土間に何かがひっくり返っており、びっくり。
クマゼミです。元に戻してあげて一枚
羽化してまだ間もないのでしょうか?
でもしばらくすると、何か頼りなさげにどこかへ。

『クマゼミや空へと向え未知の旅』 愚句

小さな庭には生命が、あふれておりますね。
茶席にも、
大きな意味で言えば生命は溢れていますが、
生命を宿すものは?

最近読んだ本の表帯の書き出しに
茶席で唯一生命を宿すもの、それは茶花。”から始まる
茶花がたり/心の花を入れる』
             泉本宗悠、淡交社

書き出しは、利休七則に掲げられた一則
花は野にあるように」から
花は、人としての生き方をおしえてくれるものなのです。
と結んでおられます。
写真120点に”心のことば”が添えられ
今後の糧にしなくてはいけませんね。

裏帯にも素敵な言葉が。
”その一会のために
 小さな生命を精一杯燃やし、
 健気に咲く花たちに
 感謝を忘れてはいけない
 と思うのです。”
(本文「茶花の空間より」)

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