霜月に入り奈良も一段と寒く、今朝はこの秋の最低気温の6.8℃
この寒さで色づき始めた紅葉も一段と深まり、週末も秋晴れと
の予報、平成最後の『第70回正倉院展』にお出で頂ければ・・・
霜月の玄関は色紙は『江月照松風吹』
充実茶掛けの禅語辞典(淡交社)によれば、
「証道歌」より、江月照松風吹 永夜清宵何所 と続く。
読み)江月(こうげつ)照らし松風(しょうふう)吹く
永夜(えいや)の清宵(せいしょう)、何の為(な)す所ぞ。
意訳)広い川の上に照り輝く明月、松の梢に吹き来る清風
この夜の妙景はいったい何のために目の前に展開されて
いるのだろうか。
何の計らいもない大自然の営みに対する純粋な感動。
床の軸は、〇
大徳寺496世 好清紹因(こうせいじょういん、~1937年)さん
賛は「寒山詩」のとくに有名な詩の一節
吾心似秋月 吾が心秋月に似たり
碧潭清皎潔 碧潭(へきたん)清くして皎潔(こうけつ)たり
無物堪比倫 物の比倫(ひりん)に堪えたるは無し
教我如何説 我をして如何(いかん)が説かしめん
訳)私の心は、秋の夜空に輝く明月が
澄みきった緑深い縁の底まで照らしながら
明るく清らかに輝くのに似ている
私の心の清らかさにたとえられるものはない
私はそれをどう説明したらいいのだろう
一転の曇りもなく澄み切った心の本性
仏性の純粋さを秋の清らかな月の光にたとえている。
(充実茶掛けの禅語辞典より)
今日2日の月齢は24.0、23日の勤労感謝の日は15.4で満月に。
この寒さで色づき始めた紅葉も一段と深まり、週末も秋晴れと
の予報、平成最後の『第70回正倉院展』にお出で頂ければ・・・
霜月の玄関は色紙は『江月照松風吹』
充実茶掛けの禅語辞典(淡交社)によれば、
「証道歌」より、江月照松風吹 永夜清宵何所 と続く。
読み)江月(こうげつ)照らし松風(しょうふう)吹く
永夜(えいや)の清宵(せいしょう)、何の為(な)す所ぞ。
意訳)広い川の上に照り輝く明月、松の梢に吹き来る清風
この夜の妙景はいったい何のために目の前に展開されて
いるのだろうか。
何の計らいもない大自然の営みに対する純粋な感動。
床の軸は、〇
大徳寺496世 好清紹因(こうせいじょういん、~1937年)さん
賛は「寒山詩」のとくに有名な詩の一節
吾心似秋月 吾が心秋月に似たり
碧潭清皎潔 碧潭(へきたん)清くして皎潔(こうけつ)たり
無物堪比倫 物の比倫(ひりん)に堪えたるは無し
教我如何説 我をして如何(いかん)が説かしめん
訳)私の心は、秋の夜空に輝く明月が
澄みきった緑深い縁の底まで照らしながら
明るく清らかに輝くのに似ている
私の心の清らかさにたとえられるものはない
私はそれをどう説明したらいいのだろう
一転の曇りもなく澄み切った心の本性
仏性の純粋さを秋の清らかな月の光にたとえている。
(充実茶掛けの禅語辞典より)
今日2日の月齢は24.0、23日の勤労感謝の日は15.4で満月に。
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