今朝、日本が世界のGDPで4位に落ちたとニュースがあって、経済大国と言われた日本も後退の時期に来たようです。
今、「じゅうぶん豊かでまずしい社会」(ちくま学芸文庫)を読んでいて、この本は資本主義と私たちの欲望がいかに貧しい社会を作っているのかを経済と哲学の面から説いています。GDPが高いからといって、その国民が幸せとは限らない、というメッセージが響きます。主観的な見方ですが、GDPがこれまで3位の割には、どうも私たちの社会は息苦しく、豊かさをあまり実感できませんでした。
これから、私たちは経済に支えられるのではなく、それに変わる何か(それが芸術であってもいいのかもしれませんが)を見つけ、みんなが慎ましく、幸せになる社会を目指す方向にシフトすべき時期なのかもしれません。