近頃、また読書をするようになり、
『吾輩は猫である』を読んでいます。
いわずもがな、夏目漱石の著作ですね。
主人公、猫の周りに居る人間たちは
大変滑稽に描かれています。
猫の目線で見ると、人間はかくも
おかしく見えるのでしょうか?
猫の飼い主である教師苦沙弥先生、
あまのじゃくな美学者の迷亭さん、
怪しくておかしい寒月君、
彼らの会話はなんだかちくはぐで
面白いものです。
夏目漱石は、よく「文豪」と言われますが、
その言葉が、彼の性質を言い当てているといわれれば、
私は違うような気がします。
確かに東京帝国大学を出身で、英国に留学をし、
おなじみのあの右手で首をもたげている写真を見ると、
文豪の雰囲気は感ぜられる。
けれど、作品を読んでいく限り(むろん『吾輩・・・』に限らず)
決してそんな重圧感や威圧感は感じないし、
むしろ文章に親近感を抱かせてくれます。
「文豪」として固いイメージがある漱石ですが、
彼がもし生きていたら、自分が文豪といわれることに
なんと言ったでしょう。
「世間が勝手に言ってるだけで、当人は何も知らん。」
そんなことを言ったかもしれませんね(笑)
『吾輩は猫である』を読んでいます。
いわずもがな、夏目漱石の著作ですね。
主人公、猫の周りに居る人間たちは
大変滑稽に描かれています。
猫の目線で見ると、人間はかくも
おかしく見えるのでしょうか?
猫の飼い主である教師苦沙弥先生、
あまのじゃくな美学者の迷亭さん、
怪しくておかしい寒月君、
彼らの会話はなんだかちくはぐで
面白いものです。
夏目漱石は、よく「文豪」と言われますが、
その言葉が、彼の性質を言い当てているといわれれば、
私は違うような気がします。
確かに東京帝国大学を出身で、英国に留学をし、
おなじみのあの右手で首をもたげている写真を見ると、
文豪の雰囲気は感ぜられる。
けれど、作品を読んでいく限り(むろん『吾輩・・・』に限らず)
決してそんな重圧感や威圧感は感じないし、
むしろ文章に親近感を抱かせてくれます。
「文豪」として固いイメージがある漱石ですが、
彼がもし生きていたら、自分が文豪といわれることに
なんと言ったでしょう。
「世間が勝手に言ってるだけで、当人は何も知らん。」
そんなことを言ったかもしれませんね(笑)