学芸員のちょっと?した日記

美術館学芸員の本当に他愛もない日記・・・だったのですが、今は自分の趣味をなんでも書いています

まさか自然系の学芸員に?

2014-07-19 21:38:43 | 仕事
この夏、私の所属する部署は地域に生息する昆虫展を開催することになりました。

「学芸員」ならどの分野でも対応できるだろう、との上からの指示で、自然系はまったくの専門外ながら、開催に向けての準備を進めています(笑)

私は今までずっと美術をやってきましたので、昆虫や鳥類などのキャプションを書くときは、かたちやいろの特徴に注目します。

赤いベルベットを着たようなベニカミキリ、雪のなかで春の到来を待つエナガの美しさ…今まで私の知らない世界でした。

それなりに読めるキャプションを作って、さらに読み直すと、やはり自然観察の経験がないために生態について書けないのがくやしかったり。

それはしかたのないことかもしれませんが、仕事を通して、新しいことを学ぶことができ、とても充実した毎日です。

3連休初日の今日は、近所の林のなかへ入って昆虫、鳥類さがしの自然観察にチャレンジしてきました。

途中で雨が降ってきてしまったので、途中で退散でしたが、「イトトンボ」と「ノシメトンボ」の写真が撮れました。

特に「イトトンボ」は羽の網目が美しい…まるでガラス細工が飛んでいるようでした!





イトトンボ



ノシメトンボ