学芸員のちょっと?した日記

美術館学芸員の本当に他愛もない日記・・・だったのですが、今は自分の趣味をなんでも書いています

出る杭は打たれる?

2007-01-31 22:59:39 | Weblog
今日は、ちょっとひっかかることが・・・。

美術館で行う事業は、館内だけで決議を取る
わけではなく、本庁へも報告に行かねばなりません。
私はいつものように、ある事業の結果報告をするために、
本庁にいる上司のもとへ行きました。

上司からは、美術館の広報活動に対して色々と指示をいただいたのですが、
その話のなかで、広報活動に関して、私はこういう理由から
こうした方が効果的ではないかと思います、と自分の意見を述べたところ、
とてもいやな顔をされました。
もちろん上司に逆らうようなつもりで言ったわけではありませんし、
その意見も的を外れたものとは思えなかったのですが・・・。
自分の意見を言ったのはまずかったのかな、と帰宅する車の
なかで考えていました。

そこでふと思い出した先輩の一言。
「役所では、出る杭は打たれるぜ。」
意見を言わねば、最近の人は意見が全然ないねといわれるし、
言えば言ったで、不機嫌な顔をされるのだから、何だかよくわからない世界です。

きちんとお給料をもらっている仕事なのだから、責任という意味でも、
より高いレベルの仕事を目指すためにも上司であろうと、自分の意見は
きっちり言うべきだと思ったのですけれども。

今日はそんなことがあった一日でした。
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2 コメント

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Unknown (momoyan)
2007-02-02 22:51:48
お疲れさまです。

せっかく美術館の為にと思って述べた意見が、上司にはあまりよい顔をされなかったのは、辛いですね。
その上司は自分の考えを否定されたと受け取ったか、たまたまhoyhtさんの意見を聞く心のゆとりがなかったのか…でも、不機嫌されたからと言って負けないで下さいね。もしかしたら時間が経って冷静になると、hoyhtさんの考えを認めてくれるかもしれないし。

私の勤める記念館も役所の管轄ですが、役所の人は前例がないとなかなか物事が進まないのです。もし、進歩的なことを意見したり、事を進めたりするのなら、
周辺の美術館の例を挙げていうと良いのかもしれません。
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Unknown (hoyht)
2007-02-03 22:07:17
お疲れ様です。

アドバイスをいただき、ありがとうございます!
私、しばらく落ち込んでいました。

確かに前例を挙げれば効果的ですね。
ちゃんと成功例がある、と。
考え付きませんでした・・・。
思えば多少私に強引なところがあったのかも。
今後、上司とのやり取りのなかで、
momoyanさんからアドバイス頂いた事を
活かしていきたいと思います。

本当にありがとうございました。
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