申し訳ないほど…

今日も酔っています。いつもは独りで飲んでしまうのですが、今日はお付き合いです。ただ楽しいお酒だったので、同じ酔い方でも良い酔い方なのかな、と少し奇麗事を言ってみたりします。

目をつぶると眠ってしまいそう。温かい布団で眠ることほど幸せなことはないですよね。これからゆっくりと休みます。おやすみなさい。

岩手県立美術館

昨日の続きで、今日は岩手県立美術館について書きます。

盛岡駅の西、北上川にかかる橋を越えると岩手県立美術館があります。今は「岩手県所蔵美術作品選」展を開催しています。

県内の美術作品を紹介する展覧会。ビッグネームを揃えた企画展や特別展と比較すると、どうしても地味になりがちですけれども、かつてこんな作家がいた、あるいは今こういう作家が育ってきている、と提示することは、県立美術館のならではの企画であり、そうして大切な使命でもあります。岩手県は萬鉄五郎、松本竣介、舟越保武らを輩出しており、美術の土壌は豊潤ですから、県立美術館に対する県民の期待も大変大きいのではないかと思います。

岩手県立美術館が所蔵する作品のなかで、私が最も好きな作品は舟越保武の《聖セシリア》です。見る人を温かく包み込むような全体の雰囲気、知的で美しい女性の表情。アイヒェンドルフ作『大理石像』にはあまりに魅力的な像に恋をしてしまう若者の姿が描かれますが、私もその気持ちがわかるような、そういう美しさがあります。

絵を見て周りましたら、時計の針はすでに夕方４時。もっとゆっくり見ていたかったのですが、やむなく帰ることにしました。日帰りはせわしないものです。戸外へでると、いつの間にか雨は止んでいました。帰り道、再び北上川を越えました。北上川は側面をコンクリートで固められていないので、自然のままの美しい川なのです。美術館と、北上川の美しさに私はよい心持がしたのでした。

小さな旅

久しぶりに連休が取れたので、小さな旅行へ行ってきました。場所は岩手県の盛岡市です。

盛岡に来たのは一昨年の秋以来。あのときはとても清々しくて気持ちの良い季節だったけれど、こないだの盛岡は雨。それも冷たくて、強い雨でした。

盛岡へ着くまでの間、電車のなかで、宮沢賢治の『注文の多い料理店』を読んでいました。両手で持っている、この本の世界が、これから私が行く場所。そう考えると、とても楽しくなってきます。旅の醍醐味なのでしょうね。

前述したように、盛岡は雨でした。ゆっくり街中を歩きたかったので、とても残念！幸い、路面に雪はなかったので、すたすたと歩いて材木町の光原社へ行きました。日本各地の民藝品が集まっていて、とても雰囲気の良いお店です。こうしたものに囲まれて暮らすのは、とても贅沢なことのような気がします。赤レンガ造りのレトロなカフェで、コーヒーを飲みながら、時間がたつのも忘れて、のんびりとしていました。

光原社の次は、西へ岩手県立美術館を目指して歩きました。美術館での話は、明日のブログでご紹介します。

論文作成

今日は祝日の翌日のために仕事は休みでしたが、自宅で依頼されている論文執筆をしていました。データは全てそろっているので、それを文章で構築していく段階です。

論文の書き方。私の場合、頭のなかで１フレーズを考えた後に書き出します。中途半端な文章の状態で、悩んだりはしないようにしています。

この書き方は作家の丸谷才一さんが著した『思考のレッスン』（文集文庫）から学んだ方法です。自分で納得のいく文章が、しかも早いスピードで書ける。丸谷さんは小説の書き方として述べているのですが、論文でも応用が利くようです。

おかげさまで、論文はおおよそ骨版が出来上がりましたので、あとは見直しや肉付けをして、しっかりした文章に仕上げていく段階です。

『思考のレッスン』、文章を書かれる方にはとてもオススメの小説です。

泡盛に酔う

「ああなっちゃいけないよ。」
私の母が、お酒を飲んで顔が真っ赤になった父をさして言うセリフ。子供の頃から随分聞かせられたわけですが、たまにはああもなってみたい。近頃、そんな気がするのです。

今日は出張、東京行きでした。しかも車で。首都高は経験がなく、不安でしかたがありませんでしたが、何とかナビのおかげで目的地まで到着。作品調査が目的でしたが、何事もなく無事終わったのでした。

問題は帰ってから。ある出来事に対して、もう怒りを通り越して、呆れて、そうして疲れ果てました…。お酒でごまかしたくはないのですが、お酒でごまかすことにしました。泡盛です。度数が強いので、もうどこまで酔いたい気分です。

明日は幸いにして休み。もう、とことん酔います。

読書の一日

のんびりとした一日。洗濯をして、掃除機をかけて、そうして食器を洗う。休日で無いと出来ないことをしていると、いつの間にか午前中が終わります。

午後からは読書。コーヒーを飲みながら、本の世界へひたります。近頃読んでいるのはマルセル・プルーストの『失われた時を求めて』。げんなりするほどの長編です。第１巻のあらすじには、マドレーヌを食べて、記憶が次々によみがえるとあるのですが、それにしてもマドレーヌを食べるまでが長い！気長に読みすすめることにしています。

出張が多い今週。体を壊さぬよう、気を引き締めて明日から頑張ります。

祖父の笑顔

昨夜は何時に寝たのか、とんと覚えていないのですが、夢のなかに昨年亡くなった祖父が出てきたことだけは覚えているのです。

祖父は白装束で、とてもよい笑顔をしていました。私は亡くなった祖父が出てきたことにえらく驚いたとともに、うれしくなって、年甲斐もなく、祖父に抱きついてしまいました…。祖父いわく「あの世でも元気でやっているから大丈夫」なのでそうです。生前見たこともないような笑顔でしたので、本当にあの世でも元気でやっているようです。

そうして目覚めると、頭痛…。不覚にもやはり飲みすぎたようです。私はいつもその繰り返し。飲むと気が大きくなって、飲みすぎるのです。私の悪癖。もしかしたら、祖父は私に呆れて笑っていたのかもしれません。次こそ、飲み過ぎないように気をつけたいと思います。…あてにならないですけれども。

カクテルに酔う

仕事を終えた後、いつものジャズを聞かせてくれるお店で、独りお酒を飲んでいました。アートブレイキーの曲をかけていただいて、その踊るような音楽を聴きながらビール、ウイスキー、カクテル…ありとあらゆるお酒を飲んだせいで、今はかなり酔っております。

たまには、そんなほろ酔いもいいですよね。酔う、というのは、とても気持ちのよいことです。こんなに酔っているのもかからず、明日はお仕事。二日酔いにならないことを祈りながら、今晩はゆっくり休みたいと思います。おやすみなさい。

ホームページ

無事、展示作業も終わってオープンとなりました。幸い筋肉痛にはならず、すこしホッといたしました。

今日は当館のホームページをリニューアルするため、業者に来ていただいて、打合せをしました。現在当館のホームページは情報量に関しては、そこそこ掲載できていると思うのですが、いかんせん…あまりデザインが良くないのです。美術館というからには、デザインの優れたホームページにしたいとの意向が強くあって、その打合せなのでした。実際に出来るかどうかはまだわかりませんが、業者から色々なお話を聞くことが出来て、非常に勉強になりました。

私自身、ホームページやブログなどに関心があるので、ウェブ上での美術館情報の効果的な公開方法などを学んでいきたい、と思いました。

展示替え

ただいま展示替え期間中です。今日は脚立を上り下りして、いわゆるライティングの仕事。照度を調整するのはなかなか難しく、光のあて方によって作品の印象も変わってくる（特に彫刻）ので、大変気を使います。

脚立の上り下りを何度も繰り返したせいか、さっきから太ももが痛くてしょうがありません。たぶん…運動不足のせいもあったのでしょうね。明日、筋肉痛にならないことを祈りたいと思います。

最近、太宰治の『ろまん燈籠』がやけに読みたくて、今日は先ほどまで書店めぐりをしていたのですが、３件まわっても手に入らず。無いとますます読みたくなる性分。明日はお休み。ちょっと遠出して『ろまん燈籠』を買いに行ってこようかな、と思っています。