語られる言葉の河へ

2010年1月29日開設
大岡昇平、佐藤優、読書

【食】世界の豚肉の半分を消費する中国

2013年02月01日 | 社会
 (1)いま、商社が相次いで投資熱を高めている分野が「食肉」。

 (2)昨年、三菱商事は中国の食料最大手「COFCO」と提携(伊藤ハムや米久と合弁)、2017年までに1,250億円を投じ、生産拠点を倍以上に増やす計画だ。
 今年1月、伊藤忠商事も、カナダ最大規模の養豚・豚肉生産会社「HyLife」の株式33.4%を50億円で取得。
 他商社の神戸委の養豚場への投資などが決まりそうだ。

 (3)(2)はいずれも巨大市場と化す中国がターゲットだ。豚肉は、世界の年間消費量が1億トンで、うち半分を中国が占めるのだ。
 豚肉は、いかに中国を中心としたアジアに売っていくかが勝負。【伊藤忠商事畜産部長】

 (4)商社自らが生産拠点を確保することで、自社でトレードしている飼料用穀物の安定的な納入先を同時に確保することもできる。これも食肉分野を強化するもう一つの狙いだ。
 ちなみに、豚肉1kgを生産するのに、7kgの飼料用穀物が必要だ。

□脇田まや(本誌)「北米の養豚場に熱い視線! 商社が“ブタ確保”に動く理由」(「週刊ダイヤモンド」2003年2月2日号)
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