名 称:矢那瀬の石幢(やなせのせきどう)
別 称:北久保の六地蔵
種 別;供養塔
造立年:明応8年(1499) 室町時代
指 定:埼玉県指定有形文化財(考古資料)(名称:矢那瀬の石どう 昭和30年〔1956〕11月1日指定)
所在地:埼玉県秩父郡長瀞町矢那瀬字北久保 喜田窪地蔵堂
長瀞町矢那瀬の地蔵堂に芭蕉句碑と共に石幢があるとのことでしたので訪ねてみました。
(芭蕉句碑は別に投稿します)
国道140号沿いの秩父市に向って右側に「県文化財指定 矢那瀬の石幢 入口」の標識があります
脇には「矢那瀬の石幢」・「芭蕉句碑」・「地蔵堂入口」の木札が貼られた古い標柱もあり
※この写真では寄居町方向を向いています
標識脇の狭い道を入って行きます
近くに板石塔婆石材の緑泥片岩の原産地があることからでしょうか緑泥片岩の生垣です
更に進むと「矢那瀬の石幢 ←」の目印
赤い方形造りの『喜多窪地蔵堂』
「喜多窪地蔵堂」と揮毫された寺額
地名は「北久保」 お堂は「喜多窪」と表記 どちらが先か?
立派な「埼玉県指定有形文化財 矢那瀬の石幢」説明板
説明文
明応8年造立、高さ1.8m、車石付の『矢那瀬の石幢』
右の方に芭蕉句碑が建立されていますが草に隠れてしまっています
『矢那瀬の石幢』
六地蔵が刻まれていることから「北久保の六地蔵」とも呼ばれるようです
外見は石灯籠に似ていることから往時は石灯籠と考えられていたそうですが「供養塔」です
「龕部」(がんぶ)には六地蔵が刻まれtれいますがその一面
「輪廻車」と呼ばれる石車
散策日:令和3年(2021)5月28日(金)