
写真は埼玉県立嵐山史跡の博物館入り口(搦手門跡)
埼玉県立嵐山史跡の博物館
企画展「武蔵武士と源氏 -鎌倉殿誕生の時代」
会 期 2022年10月1日(土)から11月14日(月)まで
を観覧してきました。
【企画展の概要』
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比企地域には、畠山重忠の館跡と伝わる菅谷館をはじめ、武蔵武士に関する遺跡が各所に残ります。
また源頼朝の流人時代を支えた比企氏や源範頼など、歴史の表舞台で活躍した人物に由縁の地が残され、
地域にその歴史が刻まれています。
本展では、武蔵武士の本拠や鎌倉にかかわる出土品や歴史資料から彼らの足跡を辿るとともに、地域
に遺る武蔵武士や源氏の伝説にも注目し、「鎌倉殿」誕生の時代を紹介します。
(チラシ裏面から)
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なお、会期初日を含む4回、講座室において学芸員による展示品紹介(13:30~14:00)がありまし
たので、これを聴くために初日を選び観覧してきた次第です。

比企歴史の丘巡回文化財展 比企のタイムカプセル21 「武蔵武士と比企」
も同時開催中
ロビー展は「国指定史跡比企城館跡群展」と「中世石造物展」(いずれも写真展)を開催中

企画展図録(300円) 表紙の絵は羽石光志画「畠山重忠鵯越」(埼玉県警察学校 蔵)
展示品についての写真撮影は制約があるため写真はありませんが、この図録にほぼ全部?納めら
れています。
背景の写真は菅谷館跡のニノ郭にある土塁の上に建っている竹筋コンクリート製の畠山重忠公像
鎌倉を向いています。

【チラシ裏面に紹介されている展示品の一部】
左 :国宝「赤糸威大鎧」(武蔵御嶽神社 蔵)
※写真・展示は復元模造(埼玉県立歴史と民俗の博物館 蔵)
畠山重忠が青梅市の武蔵御嶽神社に奉納したと伝わる鎧
中上:「源範頼蔵」(鎌倉国宝館 蔵)
中下:重要文化財「柳之御所遺跡出土 かわらけ」(岩手県教育委員会 蔵)
柳之御所遺跡 源氏と関わりを持つ奥州藤原氏の政庁「平泉館」の跡とされる
右上:埼玉県指定文化財「木造 安達藤九郎盛長 坐像」(放光寺 蔵)
※展示は複製品(埼玉県立歴史と民俗の博物館 蔵)
鎌倉幕府十三の合議制の一人 比企尼の長女丹後内侍を妻とした
右下:埼玉県指定文化財「金剛院出土白磁四耳壺」(吉見町教育委員会 蔵)
畠山重忠の烏帽子子・大串次郎重親塔と伝わる宝篋印塔の下から出土
(青字の部分は管理人が付記しました)
観覧日:令和4年(2022)10月1日(土)