四季・めぐりめぐりて

近隣の城館跡・古墳などの史跡めぐりなどをぼちぼちながらやっています

第61回寄居北條まつり

2022年10月09日 | まつり・イベント


今から遡ること432年前の天正18年(1590)、豊臣秀吉の指示によって小田原攻めが始まった。本城であ
る小田原城は10数万余の兵に囲まれ、支城は次々と落とされていった。
北條氏邦の鉢形城も同年5月13日、豊臣方の前田利家・上杉景勝ら北国勢50000に包囲され、鉢形勢は城兵
3500をもって籠城したが、1か月後の同年6月14日、城兵・領民の助命を条件に開城し、氏邦は前田利家の
預かりの身となり、金沢の地で没した。
そんな豊臣軍と鉢形勢の攻防戦を再現した戦国絵巻「第61回寄居北條まつり」が開催されましたので見学
してきました。

今年の大河ドラマは、中世前期である鎌倉時代の北条氏を中心とした「鎌倉殿の13人」を放映中(残りわ
ずかとなりましたが)
そしてここにいう北條とは約400年を経た中世後期の戦国時代末期に活躍した北條氏です。

実はこの寄居北條まつりはコロナ禍に影響を受け、一昨年・昨年と中止になり今回は3年ぶりの開催となり
ました。それも本来なら鉢形城が攻められた5月に開催されるところを規模を縮小して10月に延長しての開
催でした。





鉢形城笹曲輪跡に建つ「寄居北條まつり」の看板と幟




ここ何年かは寄居駅付近を出発地として市街地を行軍(パレード)し、攻防戦が行われる玉淀河原
に向いましたが、今年は荒川沿いにある「雀宮公園」から出発し、玉淀親水遊歩道を歩いて直接玉
淀河原という行程となり、騎馬もありません。  雀宮公園・・・七代目松本幸四郎別邸跡地




雀宮公園駐車場です。ここから出発して公園内を抜けて荒川沿いに設けられた玉淀親水遊歩道へと
行軍  




太子様駐車場では「北條 食の陣」(飲食店ブース、イベントブース)が開かれていました。
以前は、小田原三兄弟として姉妹都市を締結している小田原市、八王子市を始め、寄居町外のブー
スも沢山あったのですが、今年は町内のお店等に限定されていたようです。




「北條 食の陣」から玉淀河原へ向かいました。舞台では巻藁を切る居合演武が行われていました




雀宮公園を出発した武将、足軽隊がやってきました
寄居北條まつりの主役である北条氏邦隊です。寄居町町議団で編成され氏邦役は議長です。
以前、議長が女性であった年は副議長が氏邦役を務めたこともあります。




小田原北条手作り甲冑隊の皆さん  後北条氏の本城は小田原城




八王子市から八王子城北条氏照隊の皆さん




所沢市から滝の城隊  北条氏照の持ち城で八王子城の支城




Honda埼玉隊は初めての参加?
数年前に寄居町・小川町にホンダの工場が出来て稼働している関係か




JAふかや隊の皆さん
この他にも色々な軍団がありましたが載せきれません




行軍してきた軍団は舞台に上がり、大将が勝鬨を「えい えい おー」と




太鼓の演奏は「武蔵流東松山太鼓」の皆さん




舞台に友好都市や近隣市町村、鉄道会社等のお偉いさん方が登壇




町議会長らによる点火式 ちょっと戸惑っていましたがどうにかスイッチを押せたようです
その瞬間背後の鉢形城本末跡あたりから花火が上がりました




「ご注進 ご注進」と伝令が飛んできました どうやら豊臣軍が攻めてきたようです
実はこの伝令のシーンはとんだハプニングがありまして・・・




豊臣軍との合戦に先立ち「三献の儀」 長柄所役は鉢形城三鱗会のおねえさん




いよいよ攻防戦が始まりましたが、私がいた場所からは舞台が邪魔をしてほとんど見えません。
見学できる場所に変化があったのかもしれません。以前とは雰囲気が違っていましたから・・・




ということで、攻防戦はあきらめて早々と撤収してきました

見学日:令和4年(2022)10月9日(日)