四季・めぐりめぐりて

近隣の城館跡・古墳などの史跡めぐりなどをぼちぼちながらやっています

玉淀・ふるさと文学碑歩道 ①(埼玉県寄居町)

2021年04月20日 | 歌碑・句碑


寄居町の埼玉県指定名勝玉淀にある『ふるさと文学碑歩道』を散策して来ました。
荒川に架かる【正喜橋】上流と下流左岸の道沿いに9基ほどの句碑等があります。
まずは、紅葉で有名な正喜橋のすぐ下流にある「雀宮公園」(七代目松本幸四郎別邸「雀亭」跡地)の新
緑を楽しんで・・・




正面入口の門を入ると【雀宮公園周辺案内】板と【七代目松本幸四郎別邸「雀亭」跡地】説明板がありま
す。
背後の建物は休憩所の四阿




【雀宮公園周辺案内】板の地図、写真部分をアップで

案内板の右下には

    ◆ふるさと文学碑歩道◆
 玉淀は古くから多くの文人墨客が訪れた場所です。
 その足跡は句碑、詩碑、歌碑として荒川沿いに残され、「ふるさと文学碑歩道」と名付けられました。
 なかには、宮沢賢治が、盛岡高等農林2年生のときに寄居町を訪れ、玉淀の美しい風景をうたった歌碑
も残っています。
 
 と記されています




ヤマツツジが新緑に映えています




こちらは色違いのツツジ




休憩所(四阿)




休憩所(四阿)の中からヤマツツジを




秋には赤く染まる木々も今は新緑




北東から




だいぶ枯れてはいますがまだ椿の花の赤は健在です 時折野鳥が啄みに来ています




北東側の門です




『桜柳碑』

上の地図の⑤で、雀宮公園駐車場の角に建立されています
句碑や歌碑ではなく柳を植えたことを後世に残すべく建立されたようです
建立:昭和??年葉月 玉淀保勝会

=続く=

散策日:令和3年(2021)4月18日(日)

直正寺の芭蕉句碑(埼玉県本庄市)

2021年04月19日 | 歌碑・句碑


 句 : 菜畑に 花見顔なる 雀哉
    (なばたけに はなみがおなる すずめかな)  
  
出 典: 『泊船集』 貞亨2年(1685)芭蕉42歳の句
所在地:埼玉県本庄市児玉町秋山1148-1(旧・児玉郡児玉町) 戸田山 直正寺
建立日:-
建立者:-
※碑陰(裏面)には何も刻まれておらず建立日・建立者等不明なるも碑の状態から近年の建立と
 思われます




直正寺




芭蕉の句碑はこの植え込みの中に建立されています

散策日:令和3年(2021)3月3日(水)

本覚院の芭蕉句碑(埼玉県本庄市)

2021年04月18日 | 歌碑・句碑


 句 : 此の道や 行く人なしに 秋の暮
     (このみちや ゆくひとなしに あきのくれ)  
  
出 典: 『其便』 元禄7年(1694)9月26日 芭蕉51歳の時の句
所在地:埼玉県本庄市児玉町秋山1090(旧・児玉郡児玉町) 聖徳山 本覚院 
建立日:-
建立者:-
※碑陰(裏面)には何も刻まれておらず建立日・建立者等不明なるも碑の状態から近年の建立と思
 われます
 



本覚院 




芭蕉の句碑は山門を入った右側の竹林の前に建立されています

散策日:令和3年(2021)3月3日(水)

龍清寺の芭蕉句碑(埼玉県本庄市)

2021年04月17日 | 歌碑・句碑


 句 : 若葉して 御めの雫 ぬぐはゞや
     (わかばして おんめのしずく ぬぐはばや) 
   
出 典: 『笈の小文』 貞享5年(1688) 芭蕉45歳の時の句
所在地:埼玉県本庄市児玉町保木野387(旧・児玉郡児玉町) 東方山 龍清寺
建立日:-
建立者:-
※碑陰(裏面)には何も刻まれておらず建立日・建立者等不明なるも碑の状態から近年の建立と
 思われます




龍清寺本堂
※この龍清寺のすぐ近所に『埼玉ゆかりの三偉人』の一人「塙保己一」の生家(国指定史跡)が
あります




三日月不動尊
芭蕉の句碑はこの三日月堂の右側に建立されています

散策日:令和3年(2021)3月3日(水)

成身院の芭蕉句碑(埼玉県本庄市)

2021年04月16日 | 歌碑・句碑


 句 : 世の中は 稲刈るころか 草の庵
    (よのなかは いねかるころか くさのいお)
     
出 典: 『続深川集』 貞亨元年(1684)41歳~貞亨4年(1688)44歳頃までの作
所在地:埼玉県本庄市児玉町小平(旧・児玉郡児玉町) 平等山 成身院【百体観音堂】
建立日:ー
建立者:ー
※建立日・建立者等不明なるも碑の状態から近年に建立されたものと思料




成身院(百体観音堂)仁王門 
仁王門の先に見えるのが成身院山門
芭蕉の句碑は仁王門の前(左側)建立されています




成身院山門と本堂

散策日:令和3年(2021)3月3日(水)

普明寺の芭蕉句碑(埼玉県本庄市)

2021年04月15日 | 歌碑・句碑


 句 : 旅人と 我が名呼ばれん 初時雨
     (たびびとと わがなよばれん はつしぐれ)  
  
出 典: 『笈の小文』 貞享4年(1687) 芭蕉44歳の時の句
所在地:埼玉県本庄市児玉町小平37(旧・児玉郡児玉町) 如意輪山 普明寺
建立日:-
建立者:-
※碑陰(裏面)には何も刻まれておらず建立日・建立者等不明なるも碑の状態から近年の建立と
 思われます




普明寺




本堂(右)と薬師堂(左)
芭蕉の句碑は山門の塀の内側に建立されています

散策日:令和3年(2021)3月3日(水)

円通寺の芭蕉句碑(埼玉県本庄市)

2021年04月14日 | 歌碑・句碑


 句 : 昔聞け 秩父殿さへ すまふとり
     (むかしきけ ちちぶどのさえ すもうとり) 
   
出 典: 『芭蕉庵小文庫』 貞亨元年(1684)41歳頃から元禄7年(1694)51歳までの間の作品と思われる
所在地:埼玉県本庄市児玉町金屋84(旧・児玉郡児玉町) 大光山 円通寺
建立日:-
建立者:-
※建立日・建立者等不明なるも碑の状態から近年の建立と思料




圓通寺山門




芭蕉の句碑は植え込みの中に建立されています(この写真では石灯籠の右側に見える)

散策日:令和3年(2021)3月3日(水)

オナガ(尾長)とカワウ(川鵜)

2021年04月13日 | 花・鳥・風景


新緑が眩しい季節となりました。いつもの散歩道の堤の木の枝に止まった鳥を見上げて撮ってきました。
『オナガ』(尾長)のようです。普段から野鳥を撮っている方たちには珍しくはないでしょうが、私には
初めての『オナガ』の写真です。








『カワウ』を初めて見たのは今年の2月下旬のことでしたが、それ以降、見かけることはなく、一時的に
あの場所にきたのかとさえ考えていました。
そして再び、前回の場所とほぼ同じ場所に姿を見て、直ぐに『カワウ』とわかりました。前の方からも
撮ってみようと回り込もうとしたら飛び去ってしまいましたが・・・




この羽を広げた姿は飛び去る直前のものではなく、こうして何度か羽を広げては閉じていたうちの中での
ものです。

撮影日:令和3年(2021)4月11日(日)

長谷観音堂の芭蕉句碑(埼玉県本庄市)

2021年04月12日 | 歌碑・句碑


 句 : 春なれや 名もなき山の 薄霞
     (はるなれや なもなきやまの うすがすみ) 
   
出 典: 『野ざらし紀行』 貞享2年(1685) 芭蕉42歳の時の句
所在地:埼玉県本庄市児玉町金屋216(旧・児玉郡児玉町) 渕龍寺別院長谷観音堂
建立日:-
建立者:-
※碑陰(裏面)には何も刻まれておらず建立日・建立者等不明なるも碑の状態から近年の建立と
 思われます



長谷観音堂




芭蕉の句碑はここに建立されています

散策日:令和3年(2021)3月3日(水)

光福寺の芭蕉句碑(埼玉県本庄市)

2021年04月11日 | 歌碑・句碑


 句 : ほろほろと 山吹ちるか 瀧の音
     (ほろほろと やまぶきちるか たきのおと)  
  
出 典: 『笈の小文』 貞享5年(1688) 芭蕉45歳の時の句
所在地:埼玉県本庄市児玉町宮内769(旧・児玉郡児玉町) 明鏡山 光福寺
建立日:-
建立者:-
※碑陰(裏面)には何も刻まれておらず建立日・建立者等不明なるも碑の状態から近年の建立と
 思われます




光福寺




光福寺鐘楼 芭蕉句碑は黄文字で『芭蕉句碑』と記した所に建立されています

散策日:令和3年(2021)3月3日(水)