四季・めぐりめぐりて

近隣の城館跡・古墳などの史跡めぐりなどをぼちぼちながらやっています

さきたま古墳公園の桜

2023年04月07日 | 花・鳥・風景


「さきたま古墳公園」とは、「国指定特別史跡 埼玉古墳群」とその周辺を含む都市公園の名称で
すが、古墳群に行く人たちでこの両者を意識して使い分けて方はおそらくいないでしょう。
「さきたま古墳公園」に行けばそこに埼玉古墳群があり、「埼玉古墳群」に行けばそこはさきたま
古墳公園なわけですから。
こんな訳の分からない事を言っているのはこれを書いている人間だけかもしれませんね。
そんな埼玉古墳群には何度も訪ねていますが、桜が咲いているときに訪ねたのは今回が初めてなよ
うな気がします。写真に収めたのは丸墓山古墳とその周囲の桜の花ばかりでした。
でもちょっとばかり訪ねるのが遅かったかもしれません。淡いピンクから、葉桜になり始めた色に
なっていましたので、これらの写真をアップする今日あたりは花びらも散り葉桜に変わっているか
も知れませんね。












































散策日:令和5年(2023)4月1日(土)

さきたま史跡の博物館「スペシャル古墳群ガイドツアー」に参加してきました

2023年04月06日 | 史跡・文化財めぐり〈団体〉


4月1日(土)に、さきたま古墳公園の「にぎわい広場」が開園しました。
これを記念して【埼玉県立さきたま史跡の博物館】の「スペシャル古墳群ガイドツアー」が実施さ
れましたので参加してきました。
埼玉古墳群を見学に行く方たちの多くは丸墓山古墳や「辛亥銘鉄剣(しんがいめいてっけん)」が出土した
稲荷山古墳のある北側のエリアに行っているようで、南側にある奥の山古墳や鉄砲山古墳などへ行
く方は少ないようです。
今回のガイドツアーはそうした行く人が少ない古墳を学芸員の方の説明を聞きながら廻るというも
のでした。




「にぎわい広場」の中にある【観光特産館さきたまテラス】




「スペシャル古墳群ガイドツアー」の参加受付はにぎわい広場で午前10時30分から行われました。
事前申し込みではなく、当日の現地申込です。
参加者名簿に氏名を記入し、資料・メモ用紙。アンケート用紙を頂きツアー開始を待ちました。




ツアー開始は午前10時45分で、館長の挨拶の後、まずはさきたま史跡の博物館の学芸員と古代人と
ともに博物館前の「さきたま古墳公園案内図」の前に向います。




ここで学芸員の方から埼玉古墳群の説明を受けました。




最初は行ったのは「奥の山古墳」
古墳についての説明は省略させていただきますが、詳細はこの現地解説板や博物館のHPを参考にし
て下さい。以下同様




「奥の山古墳」 前方後円墳





奥の山古墳の外堀から出土した「盾持人埴輪」を修復復元し、そのモニュメントがおいてあります
学芸員の背後の白い部分は外堀を平面復元したもの




モニュメントの傍らにある「奥の山古墳・盾持人埴輪」説明板




次の古墳に向かいます。右側に写っている方が”古代人”(博物館職員)です




「奥の山古墳」解説板




「奥の山古墳」 前方後円墳
実は古墳の前で数名の男女が腰を下ろして何やらしていましたので、解説板で隠れるようにして
撮ったものです。




「鉄砲山古墳」解説板
鉄砲山古墳の名称の由来は、近世に忍藩がこの古墳の周辺で砲術の訓練を行ったという伝承があっ
たことによる。




鉄砲山古墳を南側から撮っていますが、全体は入りません。
左が「前方部」 右側が「後円部」




鉄砲山古墳の北側に回り込みました
墳丘に昭和26年建立の『史蹟埼玉村古墳群】標柱  側面に「鉄砲山古墳」と刻まれています




砲術訓練の場所となった「角場遺跡」
中央の窪んでいるあたりを的にして射撃したようです




古墳通り(県道77号)を横断して二子山古墳へ向かいます




「史蹟 将軍塚・稲荷山・ポチ山 入口」と刻まれた標柱 昭和四年六月建立
これも貴重なものですね




「二子山古墳」 前方後円墳




「二子山古墳」解説板




前方部後方から 南側の状況




前方部後方から 北側の状況




中堤造出しから二子山古墳を見学する参加者
ここで「スペシャル古墳群ガイドツアー」は現地解散となりました。

見学日:令和5年(2023)4月1日(土)

忍城址の桜と花手水と・・・

2023年04月05日 | 花・鳥・風景


行田市の『忍城址』を訪ねて来ました。
忍城は『関東七名城』のひとつとして古くから知られるところですが、平成29年(2017)3月31日
には『続日本100名城』に選定されました。
今回は桜を目的に行ったもので、城郭探訪ではありませんでしたから城の歴史等について語らずに
済みそうです・・・都合の良い言い訳ですが。
桜が目的ならそれなりの写真を撮れればよいのですが、これまた(私には)難しい問題でして。
まあ、贅沢を言わなければ何とか見られると思いますので・・・


















































散策日:令和5年(2023)4月1日(土)

スポット展「近現代の菅谷館跡」

2023年04月04日 | 企画展・見学会


埼玉県立嵐山史跡の博物館で開催中のスポット展「近現代の菅谷館跡」を観覧してきました。




埼玉県立嵐山史跡の博物館への出入り口です。当博物館は『菅谷館跡』内に建てられており、この
出入り口は「搦手跡」と言われています。
また新しい幟旗が立っています。




濃紺文字のものは【畠山重忠居館 菅谷館】 青文字のものは【関東管領上杉顕定居城 菅谷城』とあり
ます。
『菅谷館跡』というとどうしても畠山重忠の居館であったという伝承のイメージが強くありますが、戦国
時代に城郭として発展した史跡であるようです。
山内上杉家の上杉顕定(関東管領)と扇谷上杉家の争いであった「長享の乱」(長享元年〔1488〕から永
正2年〔1505〕)における「須賀谷原の合戦」のおりに上杉顕定は菅谷館跡に入り6世紀前半まで拠点とし
たようです。更に、「河越夜戦」で勝利した北条氏(小田原北条・後北条)がつなぎの城として使ったと
も言われ、こんなことから城郭として発展したもの。
では、菅谷館は菅谷城のどのあたりにあったかというとそれは分っていないようです。
本郭跡の部分が畠山重忠によってが築かれた居館があった場所。と言っている超有名な歴史学者がいます
し、そう認識している方も多いようです。しかし、本郭跡から畠山重忠時代のものは出土していないとの
ことから、完全に否定できないまでも肯定はされておりません。また、本郭部分は館跡から戦国時代に城
郭へと拡張されていった段階でできたという推測も可能です、





幟は【畠山重忠居館 菅谷館】と【関東管領上杉顕定居城 菅谷城】の2種類しか見当たりません
が、横断幕を見て下さい。右側に北条氏の家紋が入っています。
菅谷館跡=畠山重忠 が強調されていますが、実は今の形は菅谷城跡ということです。
左:畠山重忠の家紋『小紋村濃』
中:山内上杉氏の家紋『竹に飛雀』
右:北条氏の家紋『三つ鱗』




スポット展「近現代の菅谷館跡」は展示室の一画を使っての展示ですからスポットの名の通り展示
品は少数です。
入館料を支払い展示室に。常設展示を一通り見てからスポット展示へ
展示内容は、
 Ⅰ 重忠追慕 ー像は鎌倉を向いて立つー
 Ⅱ 明治の記憶 ー絵図と公図ー
 Ⅲ 今に活かし未来に遺す ー史跡保存と整備ー
 Ⅳ 嵐山行楽 ーもう一つの近現代ー




開催にあたって

菅谷館後が国史跡に指定されて50年になります。
とありますが 昭和48年(1973)5月26日に国史跡に指定されています。
なお、博物館が開館したのはその3年後の昭和51年(1976)4月で、当時の名称は「埼玉県立歴史
資料館」でした。




Ⅰ 重忠追慕 ー像は鎌倉を向いて立つー のコーナーから
竹筋コンクリート製の畠山重忠像の建立途中の写真




Ⅲ 今に活かし未来に遺す ー史跡保存と整備ー のコーナーから
菅谷館跡発掘調査出土遺物の一部




 Ⅳ 嵐山行楽 ーもう一つの近現代ー のコーナーから
昭和戦前期(1940年以降)の観光パンフレット・リーフレット
 嵐山・武蔵嵐山などの言葉が使われていますが、この当時は菅谷村でした。
昭和3年(1928)に林学者本多静六が槻川の槻川橋付近の景観を見て京都の嵐山に似ていると「武
蔵嵐山・嵐山渓谷」と称したことにより嵐山(らんざん)という言葉を使うようになった。
昭和42年(1967)4月15日、菅谷村は町制施行し町名を「嵐山町(らんざんまち)」としました。




二ノ郭の土塁上に建っている竹筋コンクリート製の畠山重忠像 確かに鎌倉の方を向いています




嵐山史跡の博物館 裏側と言うと失礼になるので玄関がある方じゃない方と言っておきましょう

観覧日:令和5年(2023)3月30日(木)

唐沢川の桜堤を歩いてきました

2023年04月03日 | 花・鳥・風景


深谷駅の南側を流れる『唐沢川の桜堤』は約3kmにも及ぶ深谷市一番の桜の名所とのこと。
4月上旬(今年は4月1、2日)には唐沢川の桜堤沿いにある瀧宮神社を会場にさくらまつりが行われ
ましたが、まつり開催の3日前に『唐沢川の桜堤』を歩いて満開のさくらを愛でてきました。
とても3kmを往復できませんので、瀧宮神社前の「やすくに橋」から「永徳屋橋」までの約800mを
行って帰ってきました。




























































散策日:令和5年(2023)3月29日(水)

深谷グリーンパークのチューリップと桜

2023年04月02日 | 花・鳥・風景


深谷市の『深谷グリーンパーク』のチューリップが満開を迎えたとのことから、今年もハナの下を
伸ばしに行ってきました。
一足先に桜が満開になっていましたので散ってしまっていないかと気になるところでしたが、まだ
まだ大丈夫でチューリップとのコラボを楽しめました。
でも、ここではどうしてもチューリップがメインの見学になってしまいます。




































散策日:令和5年(2023)3月29日(水)

畠山重忠公と桜

2023年04月01日 | 花・鳥・風景


昨年の大河ドラマ『鎌倉殿の13人』に登場し、それまで知らなかった人には「こんな坂東武者が居
たんだ!!」と、既に知っていた方には「やっぱり凄い!!」と言わしめたであろう坂東武士の鑑
と謳われた畠山重忠公。
その重忠公が産まれ、菅谷館に移るまで居していたと伝わる場所「畠山重忠公史跡公園」(深谷市
畠山・旧川本町)に、今年も重忠公の雄姿と桜を見に行って来ました。












撮っているときは気付きませんでしたが、帰宅して写真を整理していたら何か違う・・・




これは昨年1月に撮った写真。左側に何本もの木がありますが、これが伐採されていたのです。

散策日:令和5年(2023)3月29日(水)