半分ウロコを残した中途半端な生き物。
海中でも陸上でも息をする節操の無い生き物。
脳ミソが少ないので、考えるより感覚で動く。
根性が少ないので、無理が出来ない。
自然体でしか、生活できないのだ。
海中にいると体も心も楽だ。
陸に上がるとよく解る。
陸は重い・・・。
それは固定概念という鎖のせいだ。
いろいろな鎖を自分で巻きつけている。
鎖で作った社会が陸の生活のようだ。
固定概念は重力かもしれない。
海は重力がないわけじゃないが、少ない。
そして、生命を発生、育成、応援する。
海水自体が、生命を包んでくれている。
「場」に抱かれて「いのち」が楽なのだ。
だが人間は海の生物として生まれなかった。
陸の生物を目指したからだ。
進化する事を選んだ生物だ。
「いのち」より進化を選んだ。
そういう生き物もアリだろう。
ところが大勢の中には、必ず外れモノがいる。
外れモノがいないと社会が成り立たない。
(これは社会構成上、必要だからだが、
専門家以外あまり知らないみたいだね)
外れモノは、中途半端な生き物だ。
半魚人は最初から外れモノとして生まれた。
マトモな人間が堕落すれば成れるわけじゃない。
最初から半魚人として生まれていたのだ。
海中に入って、それが理解できる。
進化でも退化でもない。
人間社会に生まれた半魚人だ。
少しは・・・悩む。
どうして、マトモな社会人に成れないのだろう?
どうして中途半端なんだろう?
親や周りの人も言う。
「アンタがだらしない・・・」
「努力が足りない」
「常識が無い」
ごもっともです。
半魚人だったのですから・・・。
(本館は http://iiki.desu.jp/ 「氣の空間・氣功療法院」