水上陽平の独善雑記

水上陽平流の表現でいろいろな事を書いています。本館は http://iiki.desu.jp/ 「氣の空間」

富豪・2

2005-06-21 19:20:09 | Weblog

由緒正しい貧乏道宗家某亜流の末裔だ。
億の金くらいで性格が変わるわけじゃない。
ワシは筋金入りの「いいかげん」な性格だ。
富豪にふさわしい生き方なんぞできるわけがない。
今までと同じ天上天下唯我独善だぁ。

銀行という、うっとうしい「縁」が切れたのだ。
「金でつながる縁」は、うっとうしいのだ。
ワシが富豪という理由で近寄るならば、
間違っても「縁」は結ばないぜ。
ワシは今までの縁だけでも充分幸せだ。

一夜にして富豪になったのだ。
一夜にして貧乏に戻って不思議はない。
お世話になった友人知人愛人達がいる。
金でよければ、持っていってくれ。
「感謝の氣」は込めてある。

たかが金でも役に立つ。
気持ちを込めれば役に立つのだ。
たまには富豪も悪くない。
笑顔が増えるのは、悪くない。

ワシのライフワークは生命の活性化。
生き方が富豪で変わるわけがない。
富豪でも貧乏でもワシの仕事は同じだ。
生命が喜ぶことは、生命との交流だけだ。
富豪や貧乏はオマケみたいなものだ。

いつでも崖っぷちを歩いていた。
ワシのようなタイプは安全が苦手なのだ。
広い道は飽きてしまう。
だから、この仕事をしていける。
安全を求めるなら、この仕事は無理だ。

「いつでも命懸けだぞ」
故御師匠様の言葉が理解できる。
ダラシナイしナマケモノだから出来る。
崖っぷちを歩いて、一人前が保てるのだ。
富豪で安心できるほどマトモじゃない。

そうかぁ・・・
ワシ・・・マトモじゃないなぁ・・・。
本妻さん、ゴメンネ。
愛人さん、ゴメンネ。
ワシは、危ない道が好きみたい・・・。

由緒正しい貧乏道宗家某亜流水上一族の末裔だ。
富豪になるのが恥ずかしいとは思わないが、
富豪であっても崖っぷちから綱渡りで歩きたい。
いつでもギリギリで生きていたい。

ふと足元を見ると、まだ綱の上だった。

(本館は 「氣の空間・氣功療法院」
コメント
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