経済的に綱渡りをしていた。
綱に油が塗ってあった。
自転車操業から一輪車に変えさせられた。
一輪車のタイヤの空気を抜かれた。
時々、銀行が棒で後ろから突っつく・・・。
常に綱渡りをしていれば、これが日常だ。
落ちないように、なんて気は使わない。
スリルは愉しむ為にある。
ワクワクを毎日愉しめる。
結構・・・ラッキーかも・・・。
誰だって、いつ落ちるかわからない。
石橋が安全というわけじゃない。
石橋だって壊れて落ちるんだぜ。
磐石のように見えるだけだ。
生きるのは誰でも同じ条件だ。
とはいえ嫌味を言われるのは面白くない。
関係ない、と切れない相手だ。
銀行と縁など結ぶもんじゃない・・・。
もちろん、悪いのはワシの方だ。
未来はわからない。
石橋が安全でないように、
綱渡りが幸運に変わる事もある。
何時、何が起こるのか、誰にもわからない。
予言も占いも不確定要素が多すぎるのだ。
全てウソとは言わないが、
本気に受け取るのは愚かだぜ。
何が起こるかわからない。
ある日、億の金が降って来た。
気まぐれで買った宝くじ。
綱渡りだから、買った宝くじ。
ワシだって、弱気になり、宝くじも買う。
交通事故も飛行機事故もあるんだ。
宝くじだって当たる事がある。
どんな人だって、結婚できる・・・。
(励ましになってねぇ・・・)
とりあえず、銀行とは縁が切れた。
(借)金の切れ目が縁の切れ目だ。
もう・・・アナタ(銀行)と一緒に歩きたくない。
アナタと出会って幸せだった、とは思わないが、
お礼の言葉は心から言おう。
「過ぎてしまえば、結構愉しかったぜ!」
(本館は 「氣の空間・氣功療法院」