「文明」は陸の生物の特徴だ。
「自然」は海の生物の特徴だ。
どちらも進化する。
あるいは、変化し続ける。
だが「文明」は進化を促進する。
変化・進化を急ぐ。
人間は「進化したい」と思っているからだ。
急いだ先に何があるか、わからない。
あまり・・・そこまでは考えないみたい。
「自然」はゆっくり進化する。
基調が「調和」だから急がない。
急げない。
「なるように、なるさ。ケセラセラ」
「アッシラーム。神のおぼしめし」
少なくても・・・根性は無いな・・・。
陸が急いで進化したがっているのに、
海は急ぐのが苦手だ。
だが陸も海も同じ地球の一部だ。
どうしても、影響がある。
ノンビリ屋の海。
セッカチ屋の陸。
海側が押され、侵されてしまっている。
陸上の人間が海に口を出す。
海に関心がある人間はマジメが多い。
マジメは「正・誤」を基準にしている。
そして誤りを許せない性癖を持っている。
だから・・・攻撃的になる癖を持っている。
「正・誤」は立つ位置によって違うのに・・・。
魚人は攻撃も反撃も苦手だ。
だから・・・少しづつ引っ込む。
根性が無いのだ。
議論は苦手だ。
というより、議論する意味がわからない。
海は「正・誤」を基準にしていない。
海は「生命」を基準にしている。
だから・・・魚人は思う。
海の解説をする人間に思う。
「そ、それ、違うんだけどなぁ・・・」
声は・・・小さい。
ワシは半魚人。
ワシと同じ半端人間も多い。
皆、声は小さい。
(ワシは大きい方かもしれない)
(本館は http://iiki.desu.jp/ 「氣の空間・氣功療法院」