「やだ!」
という同級生を説得する役をした。
この辺は阿吽の呼吸というヤツだ。
そのまま見せるのも癪だし、ゴネすぎてトラブルつもりもない。
一人が拒否して、一人が説得、もう一人は無言の抗議。
まぁ、事情を知れば、見せるのはかまわない。
過激派でもないし、火炎瓶も持ったことはないのだ。
「ご協力感謝します」
市民の手前、足早に団体で引き上げる機動隊。
すると、見守っていた市民や野次馬達が寄ってきた。
「何をされたのだ?」
「大丈夫か?」
一般学生に温かい声をかけてくれた時代だった。
社会全般がドタバタだったが、生命力はあった。
生命力があれば、人は温かいのだ。
池袋構内が燃えている。
そんな事ぐらいでは驚かなかった。
東大だって燃えていたし、成田だって燃えていた。
星飛雄馬の目も燃えていたし、あしたのジョーも燃えていた。
変革続きだが、日本はまだ高度経済成長の中だった。
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