自分の頼りなさを実感した高校三年の一人旅。
だからこそ、一人で知らない場所に行くことに惹かれた。
今のような携帯電話があるわけじゃない。
インターネットなど無い時代だ。
調べる本も限られている。
ほとんど、いきあたりバッタリの旅だ。
お金はギリギリだったので、食べ物さえ節約した。
礼文島に着いて、適当に歩き出した。
船酔いが残るまま、とりあえず、岬を目指した。
スコトン岬という変な名前だった。
そこに何があるわけではなかったが、目指した。
安保闘争を軸に、社会のウソを実感した高校時代。
自分の将来と社会の虚構は別モノなのに混同していた。
自分の将来が見えなくなっていた。
目標が無かったウップンがあったと思う。
自暴自棄を意識してはいなかったが、要素はあった。
(過去のプログは本館 「氣の空間・氣功療法院」です。
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