カルテ番号 に・6(18)
院長の説明はなるほどと思う。
西本功が目指していた健康も似ている。
ただし、それを正しい食のあり方に限定して追い求めていた。
肉体を作るのは食。
だから正しい食ならば、最も健康な身体になるはず。
正しい食を追い求めることが、正しい精神を育てる。
院長は生命力の活性という言葉を使っていた。
食だけでなく、もっと広く多種多様な方法のようだ。
その中心に氣という見えないモノをおいているようだ。
そして、肉体と精神の関係はもっと単純にしている。
主従でいえば、主を肉体にしているようだ。
そして、病やその治療にこだわっていないようだ。
ここで、ようやく西本功は自分がやってきた正食の事や店の事を話し始めた。
「だから解らなくなってしまったのです。
今まで30年も正しい食を実践してきたのに、どうして不調になるのか」
院長は黙って聞いていたが、やがてゆっくりと言った。
「人はそれぞれ信じている事がありますね。
そして、それぞれが信じている事が正しいと思っているようです。
それが真実かどうかは不問としましょう。
少なくとも、私には判断できないですから」
(登場する人物・組織・その他はフィックションです)
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