カルテ番号 に・6(10)
高速道路を使えば1時間で行けるが、ゆっくりと一般道を走った。
運転しながら、いろいろ考えた。
だが、頭は堂々巡りばかりしている。
考えても何の解決も結論も出ないのに、悩む時は無駄な時間を過ごす。
そして、県北の山の中といってもいいような場所に着いた。
院長は西本功よりも若いようだった。
インチキくさくなく、特別に変な格好もしていなかった。
声も穏やかで、普通の静かな人にしか見えない。
簡単な記入事項を書いて、早速マットに仰向けになった。
事前に質問もほとんどなく、気功中は話しながらでもいいという。
西本功は最初から正食の事は話さないでおこうと思った。
本当に癌があるのか、それが気功で判るのか、と訊いた。
「ありますね。小さいけれど」
1分くらい触っただけで、院長はあっさり言った。
あまりに簡単だったので、インチキではないかと思った。
「でも、癌は怖くないですよ、結構簡単に消えますから」
ますます、インチキではないかと思った。
(登場する人物・組織・その他はフィックションです)
(過去のプログは本館 「氣の空間・氣功療法院」です。
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