カルテ番号 や・6(77)
玲香は慎重に答えた。
「すぐに大地震が起こるかどうか、私にはわからない。
でも、期限を確定しなければ100パーセント起こるでしょう。
それは感覚とか予言の問題ではなく、研究者、学者の意見です。
起こるのは、誰でも知っている事。
それが今日、明日でも起きるかもしれない期限内に入っている事。
学者でなくても、少し調べれば誰でも同じ結論になるはずです」
茂木滋も言った。
「確かに誰でも知っている。
だが、住んでいる人は、忘れたフリをする。
100年後なら、自分はいないから、と思っている。
多分、今年は大丈夫。
今は予兆がないから、多分、10年くらいは大丈夫。
大よそ30年くらいは、もつだろう。
そう、何の根拠もないのに、大丈夫と思いたがっている」
三木裕子は言った。
「私ね、礼子さんと出会って、あの先生と出会った。
茂木さんとも柳さんとも出会えた。
第二の人生が、とても明るく愉しくなってきたの。
明日死んでも悔いはないような生き方をしたいと思っていた。
いろいろ挑戦して、いろいろ感じて、生きたいと思う。
茂木さんの言うように、本当は危ない地域に住んでいる事を知っているわ。
考えないように、忘れたフリをしていたのだと思う。
誰でも、気にしないのなら、自分も同じくしていようと・・・」
(登場する人物・組織・その他はフィックションです)
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