カルテ番号 や・6(79)
明木礼子が玲香に話しかけた。
「柳さん、あの先生は地震に関して、本当に何も言わないの?
それとも、話せないような内容を言ったの?
話せる範囲で教えて下さいね。
おそらく誰にでも話していないのでしょうね。
何か知っていても、話さない先生だし・・・」
玲香は明木礼子と三木裕子の目を見て言った。
「あの先生の時間の基準はとても永いようです。
その観点からなら話してくれました。
必ず、何処にいても、地球上、いいえ、宇宙のどの星でも安全はない。
安全は無い、というのが基本だそうです。
その上で、限りある命の本来の寿命を生きるのが役目。
そんな風な内容でした」
明木礼子が訊ねた。
「生きている間の危険は、どう判断するの?」
玲香が答えた。
「勘とか感覚で判断する方がいいようです。
私は自分の感覚に従って、今回の判断をしました。
別に先生に勧められたわけではないです。
人の生き方は命が懸っていても、本人の選択だそうです」
(登場する人物・組織・その他はフィックションです)
(過去のプログは本館 「氣の空間・氣功療法院」です。
治療・若返り・講演、お話会依頼、悩み相談受付中。日本中出張します。
ブログで書いた「迷説般若心経」 「迷説恋愛論」 「迷説幸福論」
誰か出版してくれぇ~
18年間封印していた本物の「氣入れパワーストーン」を販売開始 「笑顔の雑貨屋Yakkoo」)