カルテ番号 ゆ・1(7)
誰でも知っている事だ。
研究者なら、尚更知っている。
安全な地域を探すのは難しいが、危険な地域は明白だ。
もはやレッドゾーンに入っている。
「まぁ、そうだよな。
必ず遭う災害地に住むのは、別な目的がある場合のみだ。
自殺願望とか、命よりも儲けが大事とか」
弓削はアメリカで調べたデータからの推論がある。
詳しく発表すれば契約違反でとてつもない賠償になる。
だからデータは出せない。
それに、自然はデータ通りになるとは限らない。
それでも言外にほのめかす事はできる。
「まぁ、数年は地方にいるよ。
これでも、まだまだしたい事があるんだ」
研究者仲間も頷いた。
「俺も地方の研究所から当分出ないつもりだ。
弓削、身体を完全にして、また楽しい時間をすごそうぜ」
もう一人の研究者仲間が言った。
「今の弓削の話に関係するかもしれん。
実は、あの治療院を教えてくれた人がいる。
今は海外に行っている。
俺達金に縁の無い研究者と、金を持っている経営者を結びつけた」
(登場する人物・組織・その他はフィックションです)
(過去のプログは本館 「氣の空間・氣功療法院」です。
治療・若返り・講演、お話会依頼、悩み相談受付中。日本中出張します。
ブログで書いた「迷説般若心経」 「迷説恋愛論」 「迷説幸福論」
誰か出版してくれぇ~
18年間封印していた本物の「氣入れパワーストーン」を販売開始 「笑顔の雑貨屋Yakkoo」)