あなたが研修を開催する事務局だったら、
「面倒な講師」と「楽な講師」のどちらがイイと思いますか?
そりゃ「楽な講師」に決まってるでしょう?
という答えが返ってきそうですが、本当にそうですか?
「楽な講師」とは、研修を依頼したら
「はい。わかりました。」といって、
日時と開催時間とテーマを確認すればやってくれる講師です。
依頼する側の条件を全て飲んでくれて、
文句どころか注文も一切ないので事務局としては凄く楽ちんです。
一方「面倒な講師」(それは私のことです!)に依頼すると
「その研修の目的は何ですか?」
と、まず目的の確認から始まります。
「目的」を確認したら、
その目的を達成するためには、これぐらいの時間と
人数はこの人数までであれば実施できます、と答えます。
「いえいえ、時間はこれしかありません。
人数も最低限このぐらいは募集しないといけません。」
と言われますので、そこはある程度妥協します。
(時にはその分の謝金はなくて良いので、時間だけ増やして欲しいと
お願いすることもあります。)
組織の変更で担当者が途中から変わります・・・などと言われたら、
「それではこれまで担当者といろいろ打ち合わせてきたことが無駄になるし、
今から新しい担当者と信頼関係を構築して実施することは時間的に
難しいです。よって、担当者が変わるのであれば、実施できません。」
といって、担当者を困らせます。
「受講者のほかに、担当部署の職員もオブザーバーで入ります。」
と言われたら、
「受講生として参加するならOKですが、
オブザーバーでその場にいるだけの方は参加不可です。」
と言って、担当者を困らせます。
何故なら受講生が自己開示するときに、
それを一方的に聞くだけの人が居たらどうですか?
イヤな感じしませんか?私はそう思うので、ご遠慮頂いています。
こんな面倒な講師には頼みたくない!と思われるかも知れません。
というか、きっと頼みたくないですよね。
頼みたくないと思われる方のお気持ちは充分理解します。
ですが!!
研修を行う理由は何ですか?
「研修を開催すること」ですか?
そんな研修なら、どうぞ「楽な講師」にお願いしてください。
研修の目的は「受講生の成長」です。
受講生が自らの能力や可能性に気付き、
新たな視点を持ち、視野を拡大し、
人間的に一回りも二回りも大きくなり、
今までの器よりももうちょっとは大きな器の人間になれて、
これからももっともっと器の大きな人間になっていけるんだ!
と思えるような目的をもって私は研修を行なっています。
そのためには面倒な講師と思われようが、
注文が多すぎると言われようが、
このような研修を行うために必要だと思うことは
全て行いたい!最善を尽くして、今の自分にできる
最高の研修を行いたいのです。
だから、私はこれからも「面倒な講師」を
辞めるつもりはありません。
「面倒な講師」をやり続けます!
その代わり!!
受講生の成長ぶりは半端じゃないですよ! \(^。^)/
皆さんもともと素晴らしいモノを持っているので、
私はそれを突いたり、引っ張り出したりするだけで、
受講生の一人ひとりが自らの可能性に気付いて
光り輝いていくのです。
本当に受講生の皆さん
想像以上に成長してくださって本当にありがとうございます!!
事務局の方には本当にお世話になっています。
おかげで満足できる研修ができて、とっても幸せです。