犬の散歩コース脇のイチジク畑から、「残りもんだが食べんかね。 美味いよ。」と、顔見知りになったおじいさんが、イチジクをビニール袋に入れて持たせてくれました。
旬をとっくに過ぎており、味はどうかと思っていましたが、枝に取り残されて完熟状態となったのか、甘味が凝縮された蜜の様な、大変美味しいイチジクでした。
「残り物に福来る」とはこのこと。
そう云えば、カナディアン・アイスワインなど、寒気の中で枝に残ったブドウが霜に晒され、枝で熟成されたブドウを原料に作られるから、甘味と芳醇さが特別の高級ワインとか。
おじいさんは良く知っていました、このイチジクの美味しさを。
イチジク大好き人間だった妻は、これで一段と、おじいさんとイチジクが、好きになりそう。