今日は夕暮れ時を待って、白鳥がねぐらに向かって飛び発つショットが撮りたくて、水田地帯にやって来ました。 同じ飛翔狙いの自称カメラマンが、今日はたくさんやって来ていました。 白鳥は夕方になるとねぐらに帰って行くためのウォーミングアップなのでしょうか、しきりに7~8羽づつがまとまって飛翔しますが、旋回しながらまた近くの田んぼに舞い降りて来ます。 私も初心に返ってのワンショット(カメラを据える位置や角度、その回転や移動によって得られる多様な視野の画像)を狙って見ました。 今回は三脚を持ってきていません。 だから動く被写体を手持ちの、動くカメラで狙うしかありませんが、夕陽を浴びて飛翔する白鳥は、光と影の関係から立ち位置は他のカメラマンと当然競合してしまいます。 写真の趣味の事などを通じて、コミュニケーションを図りながら何とか撮り終えましたけどね。
皆さんお持ちのカメラは、400~800mmと言う超望遠です。 以前、ポジカメラの時代には精々300mm望遠で事足りていましたが、今は400~600mm位の望遠レンズは、新兵器として持ちたいものです。
この写真は ↑ 連写機能を使わなかった関係で、夕陽と白鳥が被ってしまいました。 動く被写体は5~6枚は連写で撮って置きたいものです。
白鳥は上空で旋回しながら必ず近くの、田んぼに再び舞い降りて来ます。 水田に居る白鳥達も日暮れを待っている様子で、一向に東の空には飛び発とうとしません。
すっかり陽が落ちてしまいましたが、白鳥はやはりねぐらには帰らない様子です。
見る見る内に、陽は落ちて来ました。
おびただしい数のカラスが、「可愛い七つの子」の待つ、山に向かって帰って行きました。
白鳥は大半が稲穂のある乾田に移動した様です。
聞くところによると、最近は東方のねぐらに帰ることもなく、外敵のいないこの水田の周りで、身を寄せ合って眠る様です。
村治佳織:亜麻色の髪の乙女