タカちゃんの絵日記

何気ない日々の感動を、スケッチと好きな音楽と、そして野鳥写真を。。。

玄関に、転がる南瓜、母の顔。

2011-11-15 | 風景

我が家の玄関には、年から年中南瓜が転がっており、思い出したように食卓に上ってきます。

私が子供の頃、大家族だったため大きな円形の食卓に、時々、母の作ったかぼちゃの煮物がドーンと出されたものです。

甘くて美味しく、おかずと云うよりお腹の足しにもなるから、兄弟が先を争って食べ、あっと云う間に大きな皿が空っぽになっていた記憶があります。

今でもかぼちゃの煮物が出る度に、103歳で先年逝った、母の顔が思い出され、その歳を思うと、「自分はまだまだ若い鼻たれ小僧」と、元気と勇気が湧いてくるのです。

そう云えば私は、その母が怒ったところを一度も見たことがありません。

そして103歳になっても、新聞を、毎日隅から隅まで日課にして読み、世の中の動きを本当によく良く知っていました。 

母は、「人はこの世に生まれ、日々精一杯生きること、それ自体に生まれて来た価値がある。」と教えてくれたと思っています。

本当に母には脱帽だ。

 

 

 


乙女らが、縁占う、鏡の池。

2011-11-13 | 風景

ここ八重垣神社は、スサノオノミコトと櫛稲田姫を主祭神とし、八岐大蛇退治の際に、稲田姫の姿を鏡代わりに写したと言われる、「鏡の池」があります。

スサノオノミコトと櫛稲田姫の縁に因んで、鏡の池で良縁を占うことが若者の間で、静かなブームとなっています。

私が参拝した時も、二人のお嬢さんが占いをしておられました。

薄い和紙の上に、お賽銭を乗せて池に浮かべると、和紙に「お告げ」が浮かび、遠くに流れて沈めば「遠くの人」と、早く沈めば「早く」縁づくと言われるロマンチックな占いです。

スサノオノミコトが「八雲立つ出雲八重垣妻込に八重垣造る其の八重垣を」と詠んで稲田姫との住居を構えたとされています。

二人のお嬢さんにも、良縁(幸せ)が有りますように祈っています。

 


秋深く、めざしの匂い、浜に立つ。

2011-11-13 | 風景

今日は海を見に、近くの漁村に向かって見ました。

浜の近くまで来ると、魚を焼くいい匂いがしてきて、思わず小さな乾物屋の暖簾をくぐっていました。

めざしを一串買い、夕御飯の食卓に載せました。

昔は、めざしは日常的に良く食べていましたが、今は年に1~2度食べる程度になりました。

 子供達に、もっと食べさせたいですね。


 道の駅、小さい秋、見つけた。

2011-11-12 | 風景

道の駅が好きで、妻が立ち寄った際に、「玄関に生けるのに丁度いい」と、買ってきた柿の一枝です。

私は初めて見る柿で、こんない小さな柿が有るのかと、ビックリしましたが、実の大きさは3センチ程、葉も枝も味までも、全て普通の柿をそのまま小さくした形の柿です。

調べてみると「姫柿」と云う柿の一種で、盆栽愛好家の方ならご存知ではないかと思います。

「小さな秋」はこんな所にも、来ていました。

観賞した後、種を取って置いて、実生から育てて見ようと思っています。

「桃栗3年、柿8年か」、、、元気で頑張らなくては。

 

 

 


日だまりで、羽を休める、渡り鳥。

2011-11-10 | 風景

宍道湖沿いの道を歩いていると、「クークー」と泣きながら「今年も来たよ」と、白鳥が飛来する。

中海の水鳥公園を基地に、朝、夕周辺の田園地帯に数百羽も飛んでくる。

松江近郊の田んぼには、2~3日前から姿を見せ、農家の人が田んぼに水を張り、餌を撒いて歓迎するから、毎年忘れずに飛んでくる。

もう少しすると、宍道湖周辺の水辺は渡り鳥で一杯になる。

お腹が膨らむと、近くのため池でのんびりと泳いでいる。

 


寒風に、赤と白との、カブが舞う。

2011-11-10 | 風景

この時期、近郊の田園地帯を行くと、お役御免で寂しくなった稲ハデを使った、津田カブの掛け替え作業があちこちで行われているのが見掛けられます。

赤紫のカブが、稲ハデにずらりと並ぶ風景は、晩秋の風物詩となっています。

津田カブは、360年ばかり前に、近江の国(滋賀県)から、もたらされた野菜だそうです。

昔は、この津田カブの糠漬を皿に盛り、農家の人が、炬燵でお茶を飲む楽しみがあったものです。

赤と白と緑の色合いのいい美味しい漬物です。


秋冷に、コスモス揺れて、秋が往く。

2011-11-09 | 風景

今年は中秋に入っても夏日が続き、あちこちで桜やツツジの花が時期外れに狂い咲きしているところを見かけました。

今は、夏から初秋頃にかけての花はほとんど姿が見られなくなり、頑張っているのは我が家の遅咲きのコスモスくらいのものでしょうか。

咲く時期が遅かった分、蜂や蝶を養い人を楽しませる花の使命を、健気にも果たそうとしているのでしょうか。

頑張らなくては。

 


秋深く、二の丸櫓、夕紅葉

2011-11-08 | 風景

松江城二の丸南櫓の脇に、モミジの古木があり、これから晩秋にかけて色付きとても綺麗です。

県庁脇の城に登る石段を、ほぼ登り切った所で上を見上げると、白と黒の櫓を背に、黄金色の陽射しを逆光に受けて、モミジの赤と、白、黒の櫓が絶妙なコントラストを醸し、感動的な秋を体感します。

お城には、犬の散歩を兼ねて、月に5~6回も足を運びますが、時には感動の1枚をフイルムに納めてきます。

 


手を合わせ、祈る向こうに、幸せが。

2011-11-07 | 風景

大地が全ての命を育む力を持つように、「お地蔵様」は、苦悩する人々をその無限の大慈悲の心で包み込み、救われることから名付けられたと言われます。

田舎道を散歩中、お地蔵様に出会いそっと手を合わせてきました。

手を合わせるとただそれだけで、お地蔵さまと心が一つになれる様な、幸せな気持ちになります。


椎の実を、父と集めた、北公園

2011-11-06 | 風景

秋は人々の郷愁を誘う季節です。 

孫親子が先日北公園の森で椎の実などを沢山拾ってきました。

幼い日、父親と里山でドングリを拾った思い出がボンヤリと蘇りました。

父には日常の一駒が、子供には忘れ難い宝物だったりするものです。

 


ゆっくり歩こう萩がこぼれる。 (種田山頭火)

2011-11-05 | 風景

何時も通る散歩道の脇に、赤い萩の花がこぼれ落ちるほどに咲いています。              この辺りは、今は時代の最先端を行く、テクノロジー関連施設が建ち並びますが、一昔前はなだらかな丘陵地帯で、この時期になると、あちこちに赤や白の萩の花が、重なり合って咲き競い、往く秋を告げていたものです。


赤と白、元気印の、ゼラニウム

2011-11-04 | 風景

ゼラニウムは、妻が好きな花の一つで、玄関先のプランターで丹精込めて育てている。

この花が我が家にやって来たのは、かれこれ15~6年にもなるでしょう。

四季咲きで、年中赤と白の咲き分けが、訪れる人に元気を与えてくれる。

茎と葉から立ち昇るハーブの芳香は、心を癒してもくれている。


よく見ると、カサゴもフグも、綺麗だね。

2011-11-03 | 風景

 車で10分も行けばそこは日本海、秋に入り海釣りは今が本番、しかしこれからの季節は、時化る日が続きます。                                                                昔は随分無理な釣りもしましたが、今は時化の日はアッサリ諦め、天気のいい日に港周りの平場で、安全第一の家族釣りに徹しています。                                    先日も孫達と出掛けて、アジやカサゴ等を沢山釣ってきました。                       釣果はともかく、海を見ながらのんびりと釣り糸を垂れるのもいいものです。

 

 

 


松江の夜明け、夕暮れ

2011-11-02 | 風景

 水の都松江は、生活の隅々にに水の恩恵を受けている。

 シジミ漁で夜が明け、宍道湖に浮かぶ嫁が島の夕焼けで夜が始まる。

 堀を行き交う遊覧船、塩見縄手の武家屋敷、小泉八雲の旧居そのまま現代に溶け込んでいる。

 そんな静かで穏やかな、人情豊な松江が好きだ。