とだ*やすこの「いまここ@島本」

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大阪府島本町議会議員
とだ*やすこの活動報告

一日を資料収集に費やす

2012年07月24日 | とだ*やすこの活動日記
今日は、申請していた情報公開請求の日。そして珍しく委員会や会議の予定がなかったので(建設水道委員会が九州に視察中)、役場で集中して懸案事項の資料を収集しました。7月30日(月)に迫っている議会、就労支援型幼稚園に関する議案に対する調査も必要です。

民生・消防委員会に所属する平野議員が、所管事務調査として保育所過密状況の調査を提案しましたが、自民・公明・民主の委員の賛同を得られず(毎回のことですが)、議会として共有する現況把握ができていません。

研修の行き先やテーマを決める際にも、民主・自民・公明が神妙な面持ちで、あれこれとおかしな発言をしますが、その様子は怒りを通り越して滑稽で、最近は気の毒に思います。内情を説明すると「ブログに書いてもっとみんなに知らせるべきでは?」とアドバイスをいただきますが、そのような時間とエネルギーをもてないほど、本業の議員活動は多岐にわたっています。

地方政治を担い民主主義を実現する議会の存在がこれ以上軽くなるのを避とけるためにも、「議会のなかの懲りない面々」の姿を細かに書くのを謹んでいます。議会の常識は世間の非常識であり、善良なる市民のみなさんの理解を超えて日常的に起こっている茶番劇は、おそらくは理解してもらえない内容ばかりです。

その意味でも、多様な属性から、さまざまな市民が党利党略に縛られない立場で地方議員をめざし、この実態をリアルに知る必要があると考えています。

さて、30日の審議内容は、保育の過密状態を改善するための「緊急措置」としての就労支援型幼稚園について。急いで導入するだけで、実は緊急でもなんでもなく積年の課題です。条例を改正するのでもはや緊急措置とは言えないではないか!と行政への不信感が募ります。

保育園の過密状態については、「いつ事故が起こっても・・・」という心配や、「今いる子のことを考えると、もうこれ以上は受け入れないで欲しい」、「待機児童を出したくないという思いが優先されている」「おむつを変える余裕もないくらい混乱してる」という声が、わたしのもとにも届いています。

議場に臨む前に現場をみておかなければ!という思いが当然あります。保育・幼稚園の現場を訪ねて知っておくのは、議員にとって当たり前の仕事です。が、島本町ではこれが簡単ではありません。俗にいう「たらいまわし」がはじまります。

今回も議会事務局に日程調整をお願いしましたが(通常、担当課は事務局を通してくださいという)、民生部子ども支援課から帰ってきた答えは、議会審議のためということならば、戸田ひとりだけを案内することはできかねる、というものでした。

こうして、はじめて「議会としてどうするか」ということになるのです。事務局長が議長に判断を仰ぎ、議会として全員に声をかけるのが望ましいだろう、などと今さらに動き出しました。26日に調整、受入れ先の保育所が可能ならば27日に現地視察するという状況です。

議会は、議員が自ら現場を視察することに毎回、毎回消極的で、そのこともあって執行部の「個々人の調査は受けかねる」という発言を許してしまっています。民主・自民・公明の連名で要望書が出されたのですから、民主・自民・公明の議員は「過密状況」を自ら確かめて要望を出していると考えるのが普通ですが・・・そうではなさそうです。

幼稚園に預かり保育をプラスして就労支援型にするという重要施策の議案。戸田ひとりに保育の現場を視察させることはできないというのなら、民主・自民・公明は現場を訪ねることもなく要望書を出したということになりませんか!? (やっぱり腹立たしいな)

今回「自公民からご要望をいただいた」とことさらに強調している町長ですが、他でもない、合併議論を含めた広域行政勉強会の再開を依頼したときと、これは流れが同じ。雰囲気が同じなのです。あのときは「議員のご尽力により」と総合政策部長が議場で発言しました。今回は、町長が「自公民の議員のみなさまより要望書をいただき」と、不自然なほどの元気さで議員全員協議会の冒頭、挨拶しています。

乾副町長は就任1週間たつか経たないかで、平野議員とわたしとの面談の際に(保育の過密状態改善については)「既に指示を出しました」と答えています。6月になって、いまさら要望書もないだろうに・・・

しかし、そういった感情は脇において、子どもたちにとって、保育・幼児教育の現場にとってふさわしい施策を大局的に考えなければなりません。保護者のみなさん、夏休みですが、なんとか議会の傍聴をお願いします!


画像は、友人が女性3人で共同経営する
アトリエの壁にかかっていた素敵な刺繍
幸せの光に満ちあふれて癒されます
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