とだ*やすこの「いまここ@島本」

暮らしの豊かさ最優先!
ひとが主役のまちづくり!

大阪府島本町議会議員
とだ*やすこの活動報告

え?島本駅と3小の間の田んぼがなくなるの?!

2016年08月21日 | JR島本駅西まちづくり
8月19日、島本町議会議長宛に「JR島本駅西側地区を農地として維持し活用する事を求めます」という請願が提出されました。1,447筆(町内1,122名、町外325名)の署名が添えられました。

農地の活用、農空間の保全を望む立場から、「町民の意見を十分反映させた計画を長期的視野から作り直してください」「そのことが満たされるまで当該地を市街化区域に編入しないでください」という請願です。

それは、町が地権者のみなさんとともに進めている「土地区画整理事業」(公共事業の開発手法のひとつ)を一時的に見直すことでもあり、「JR島本駅西側の農空間を開発する計画を一時ストップしてください」という請願にもなっています。

「あの風景、農空間だけはなんとか残して欲しい」「駅からの風景は町のシンボル」「人口が減るのに、優良な農地を壊してまで開発が必要なのか、考えてみて」「今の島本、水と緑の町といえる?」

「大阪京都間で、他にこんな駅はないですよ」「あの風景のなか、ふれあいセンターが立派にみえている」「島本で育った子どもには特別な場所です」などなど、どれぼどの声をいただいたでしょう。

けれども、島本町として、この地区をどのような姿にしていこうとしているのか、住民に対する具体的な説明はいっさいなく、現状の計画が公表されないなか、反対するにもしようがない、そういう状態が続いていました。

お盆をはさんで半月あまりで、これだけの方が署名されたことに、住民の町の将来像への関心の深さを改めて思います。町外からの署名が多く含まれているのは、お盆をはさみ、島本生まれ、島本育ちの若者が帰省していることとおおいに関係があると、わたしはみています。

わたしたち国民は、誰でも「平穏に請願する権利」をもち、「請願をしたことによっていかなる差別待遇は受けない」とされています(憲法16条請願権)。書式が整っていれば(紹介議員が必要)議会はこれを受理しなければなりません。

請願は9月定例会、議会で審議、採択します。明日22日10時から開かれる議会運営委員会での決定事項となりますが、過去の事例からすると、総務建設水道委員会に委託することになるかと思います。

まちづくりの主役は住民、まちづくりの基本理念は「住民自治」です。今回、30代40代の方が(請願者の多くが若い世代)、議会を自分たちのものにされたこと、ここが島本町の希望である、とわたしは思います。


画像
かぐや姫の夕べ(8月20日)
史跡・桜井ノ駅跡にて

おとくに雅楽会のみなさん
主催は島本竹工房

島本町桜井の文化は
桜井の田園風景から生まれました