世の中、不景気だとてブー、ブー言っていてもつまらんね。
だいたい、景気って何かといえばバブルですよ。
以前に「鯛一匹の値段はただである」にも書いたけれど、もともとどんなものもただなんである。ただのものに価値をどんどん付加してそれをGDPとか称しているのである。要するに金の膨らみだけ、バブルなのである。好景気とはそのバブルが行き渡って金の回りがよくなっただけのこと。不景気とはそのバブルが弾けてぺしゃんとなっただけのことである。
不景気状態がそもそものベースなのである。どうでもいいようなものがそぎ落とされるのである。今、問題となっている地球環境問題もその負荷が緩和されるし、資源の枯渇も抑えられる。
だから、不景気といっても世の中公平にできておれば、何の問題もないところに落ち着くはずのものだが、不公平にできているから割りを食う人が出てくる。バブルが大きければ大きいほどハジケの犠牲が大きくなるというものである。
政治家を中心として景気回復の大合唱が起こっているが、バブルを再構築したってしょうがない。生活基盤をしっかり作る政策が期待されるのである。