酒はうまいしネエちゃんはきれい

　「ザ・フォーク・クルセダーズ」のメンバーだった作曲家の加藤和彦が自殺した。若かりし２０代の中頃よく「帰って来たヨッパライ」の曲をよく耳にした。
　「天国よいとこ一度はおいで、酒はうまいしネエちゃんはきれいだ。ウハー、ウハー、ウハ、ウハー」ヒットしてラジオ、テレビでよく流さたので自然に憶えてしまった。加藤はこんな天国へ行く気で自殺したのだろうか。

　クルセダーズは十字軍、十字軍はキリスト教、キリスト教には具体的天国の描写はなくイエス・キリストの傍らへ行くくらいのことらしい。
　
　ヨッパライの行った天国はどうもイスラム教の天国のようだ。酒はうまいし、ネエちゃんはきれいでいくらつるんでも処女のままというのだから結構なところだ。聖戦のつもりで自爆テロするタリバンの連中もそんな天国へ行くと信じているのだろう。