今日の知恵袋で表題のような質問があったので、次の通り回答した。
(回答)
仏教は自己が根本ですから、自己の他に超越的存在を認めません。
従って、厳密には無神論です。
しかし、元からあるとされた神々の存在を否定していません。全部守護神という形の眷属にしてしまったのです。
インドの梵天、帝釈天というような天部の神もいれば、日本では神道の神々も取り込んで神仏習合という形が生まれました。
仏教は素朴実在論、有りと認識すれば有りなんです。
だから、ありもしない輪廻思想なんかも残ってしまっています。ないと認識すれば消えてなくなるものでしかないのですがねえ。(笑)
東寺 帝釈天坐像 国宝