キリスト教は「初めに言葉ありき」というが、仏教では「初めにいのちありき」である。
仏教は自己生命が根本である。
一切は自分が生まれてからの話である。自己が生命体験することにあらゆるものは存在することになる。そのあらゆる存在を体験しつつ生きているのである。
仏教は素朴実在論である。正見されたものは実在と看做すのである。
パソコン通信で知り合ったH氏は次の通りまとめている。参考のためにお示しする。
【1】佛教は素朴実在論
【2】認識していない「ものごと」は言及不可能
【3】「ものごと」は認識内容のみ言及可能
【4】認識を離れた「ものごと」は非存在とみなす
【5】この意味で「存在論」と「認識論」は不可分離(認識内容、結果が存在論)
【6】よって、空の言及内容は「ものごと」であると同時に「認識や心」を論じている
【7】縁起やその他の法体系も同じであり、佛教とそれ以外を峻別する基準でもある。
P.S.
前回は文字色が黒色で読みにくい記事になってしまいました。読みにくいまま放置して失礼しました。
今回修正しております。