テレビ番組で昔あって今非常に少なくなったのは、寄席と歌番組である。落語なんかとんと見ない。私には落語ではやはり桂枝雀が一番面白い。
中でも「高津の富」はTVを録画していて、枝雀の落語が聞きたくなるとこれを映したものである。何遍聞いても面白い。有り金はたいて富くじを買って一番くじを当てる男の話だが枕の部分が面白い。その部分だけ披露しますからまずはお聞きください。
菅政権は支持率をどんどん落として20%ちょいになってしまった。やはり、ねじれ国会で動きが取れないということもあるが、経済がうまくいっていないというのが理由だろう。デフレというのは金の回りが悪いことなのである。
金を回すということはどういうことか。A-1-B-1-C-1-D・・・・・ Aが1万円でBから物を買うとする。BはAさんから貰った金でCから物を買う。CはBから得た金でDから1万円のものを買う。つまり、1万円が4人の手を渡るうちに3万円分の効果を引き出しているのである。1000人回せば1000万円の経済効果があるということになる。
今は国内で金を回す政策が必要というわけである。国産の物を買うことが大切だ、外国の物を買っても回りに役立たない。
税金も金が回っていればこそ入ってくる。競馬を例にとってみよう。競馬の控除率は25%である。1Rに1億円の売上があったとする。配当として返されるのは7500万円である。それをそのまま2Rに投入すると、戻ってくるのが7500万円の75%で5625万円、同様に3Rとなると、4219万円。4Rでは3163万円、5Rで2373万円、以下6R 1780万円、7R 1335万円、8R 1001万円、9R751万円、10R563万円、11R422万円、12R317万円となるのである。
ぐるぐる回している間にファンは9683万の負け。逆にその分競馬会の懐にというわけである。
この理屈が税金にも当てはまるのである。金を回しているとそれに応じて税金も集まってくるはずである。
来年度予算の年度内成立は無理という事態に菅政権は陥ってしまったが、どうなることやら・・・。
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