今日は涅槃会。陰暦2月15日の釈迦入滅の日に行う法会である。本来陰暦であるので陰暦に合わせ来月15日に行う寺もある。涅槃像をかかげ、遺教経(ゆいきょうぎょう)を読誦する。
涅槃図はお釈迦様の臨終の様子を表現したもの。四方を沙羅双樹に囲まれた宝台に、北を枕に横臥するお釈迦様を取り囲み、悲嘆にくれる諸菩薩、仏弟子や眷属、鳥獣が描かれている。
遺教経はお釈迦様の遺言のお経、この遺教経を元に道元禅師が正法眼蔵八大人覚を表わされたが奇しくも道元禅師最後の著作となった因縁がある。
宝蔵(ライブラリ)に内山興正老師の正法眼蔵八大人覚の提唱を所蔵しているので聞いてほしいし、大法輪閣から「正法眼蔵八大人覚を味わう」とタイトルで本にもなっているので読んでほしいと思う。
この日に涅槃団子(例:曹洞宗大乗寺、内山老師が得度された寺) を家庭で作ったり寺で配られたりするが、この団子はお釈迦様の御舎利(お骨)を現したもので、食べると一年無病息災、お守りにすると災難除けにと、大変ご利益のある団子だという。
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