人それぞれ独自の生命観をもって、生きているわけであるが、その生命観を極々簡単に区分けしてみた。
1 肉体が生命の本体。死をもって生命の滅びとする。
2 スピリチュアル。 精神、霊魂が生命の本質。死後もその永続性を認める。
3 輪廻転生する霊魂が本質、肉体はそれに付属する。死ねば新たね肉体に入れ替わる。
4 神、仏等超越的な存在によって造られたもの。生も死後も超越者に依存する。
5 無始無終、無量無辺の無限空間の中で縁起によりたまたま仮に寄せ集まった生命体で実体はない。(無我、空)
6 宇宙(有限空間)の中で縁起により形成された生命体、宇宙のひとかけらであり宇宙と一体的に躍動している。宇宙をわが身とすれば滅びはない。
さて、縁起は釈尊が発見された真理です。他の教説も縁起を基に考えられたものである。
ところがそれは無限空間の中では因縁という限定された縁起になってしまう。限定的な因を考えそれに付随する縁を考えるからである。五蘊説にしても、十二支縁起にしてもそうである。
ところが宇宙が有限だとすると、宇宙全体が繋がり縁起してということであり、そのひとかけら同士は相互依存し影響し合うことになるのである。
電磁力と重力は影響範囲が無限大ということからも理解できるであろう。
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