呑む気オヤジ/蔵王山麓蓬莱庵便り

訳アリで山暮らしから都会に戻ったオヤジの日記。合唱も映画もドライブも温泉も、たまには俳句も・・・😄

Tue '21/09/14 観劇で東京日帰り〜またホールに思いを馳せてしまう…

2021-09-14 | コンサート・LIVE・演劇などの話

 

🎵今日はネットで思わずポチってしまった芝居を観に、東京を日帰り往復してきた。在京時間5時間ちょっとのトンボ帰り。「えきねっと」で35%引きのチケットをゲットできたのでラッキー🤞

 

🎵いやぁー、一体どれだけ久しぶりの渋谷だろう。すっかり変わってしまいお上りさん状態だ。渋谷スクランブルスクエアって、前は何があった?東急文化会館もないし、東急東横店も取り壊し中・・・
 
 
東京駅から渋谷に行くのに、山手線じゃ遠回りだし、中央線が早いか?なんて思って「乗換案内」みたら、丸の内線→銀座線なら17分じゃないか。東京住まい30年のジイさんもヤキが回ったもんだ😆
 
 
 
🎵「ムサシ」は井上ひさし作、蜷川幸雄演出(今回は吉田鋼太郎が再演出)の芝居で2009年初演。
 
 
宮本武蔵の巌流島の決闘の後日譚という設定で、決闘のあと生き長らえた佐々木小次郎が武蔵を6年間追い続け、漸く出会って再決闘に及ぶ…。
丁々発止とやりあう早口の長台詞、人間の生きる意味、復讐の連鎖の断ち切りなどのテーマが観応えあり。(詳細感想は別途)
 
 
 
🎵シアターコクーンは多分初めて入ったと思うが、740席程度の規模で芝居専用のような良いホールだ。今回はマイクなしで、役者の地声の台詞がちゃんと客席に届く。こういうホール必要だよなー。
 
 
やっぱり宮城県、仙台市が協力し合って、音楽専用ホール(仙台市)と多目的ホール(県民会館の代替=演劇、ポップス、ミュージカルなど中心)の両方を作るべきだ。これは最早プライオリティとか経済効率とか意地とかの問題じゃない。
井上ひさしさんとホリプロの堀元社長がいみじくも仰っている。
・井上「演劇は世の中の懐の深さに関係する」
・堀「生存必需品。演劇には人間の無限の可能性を感じる」
 
 
そう、演劇も音楽も一緒。こういう文化を醸成するには「ちゃんとした箱」は絶対必要だ。我が市も県も当てにならないなら、地元有力企業のIOさん、Kさん、77さん、なんとか市や県に働きかけてやらせてくださいよ〜。
一企業グループでこういう文化事業をやっているところもあるんだし。(規模が全く違うのは承知ですが)
 
 
山形県は知事が変わった途端に、やまぎん県民ホールを含めた駅前の文化施設事業が一気に実現に向かったということだ。堀元社長のもう一言。
「文化の匂いのしない経営者は、リーダーたりえない」
これは政治家にも当てはまるじゃないかと、帰りの新幹線でプログラムを読みながらつらつら思い至る一日の締めだった。
コメント (2)
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